養殖環境クロメジナの握り

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喰っちゃあいかんのか? へようこそ!
今日の食材は 「クロメジナ」です。
クロメジナはスズキ目メジナ科メジナ属の魚。
さあ、今回は養殖環境で育成?された個体です。
数年にわたり、ドライペレットやモイストペレットを喰ってきたのだ。
おいらが、この養殖系会社へ入社時に、メジナと言っておるのにキツ(イスズミ)だと言い張る従業員。
余りに言い張るものだから、”そうなのか?”と洗脳されてしまっていた。
「キツなんかいらん」と言っておったので、機会があったらもらう事にした。
そして、その時がやって来た。
上記口約束から1年半・・・長いわいっ!!
ちなみに、6月半ばのお話。
ま、タダなんで文句も言えん?
だがしかし、取り出された魚は・・・やはりメジナだった。
「ほら、ほら、やっぱりメジナじゃあないですか」
ま、漁師系だからって知識が深い訳じゃあない。
職業的分野は無論プロフェッショナルかも知れん。
システマチックじゃなくて、経験則的部分が9割以上ですがね。
業務以外の魚の話はウソも多い、思い込みってやつか?
おいらが説明しても納得しない場合もある。
おいらは、ムリに納得させようとはしない。
無意味だからね。
その人、及びおいらの人生になんら影響は無い。
摩擦が起きる方がよほど面倒くさい。
で、このメジナ・・・・・
よく見ればクロメジナだ。
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しかもでかい。
2kg以上、3kg未満ってところ。
メジナとクロメジナの一番?簡単な見分け方は、エラブタの縁が黒い事だね。
釣り人は見ればすぐに分かるんですがね。
さあ、養殖環境下の大型クロメジナのお味はいかに?
とりあえず〆て、冷蔵庫へ。
さて、夕方。
早速捌きましょうかね?
何?形態観察したい?
しょうがないなぁ。
あなたの為にやっちあげる・・・ウキっ!
はい、全体像。
なんか、丸っこいな。
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はい、これがエラブタのフチの黒。
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はい、背鰭。
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はい、尾鰭。
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はい、尻鰭。
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はい、腹鰭。
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はい、胸鰭。
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お楽しみ頂けましたか?
たのちいなっ♪
さあ、まずはウロコを落とそう。
今回は包丁でそぎ落としてみた。
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なぜ?
気分じゃ気分。
しいて言うなら、こびり付いていた感じだったから。
それだけさ。
で、頭を落とそう。
おっと、切り口の身がなんだか白っぽいな。
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もしかして・・・・脂か?
分からんな、先へ進もう。
なんか黒っぽいものがある。
なんじゃ?こりゃ?
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お腹の内側もなんだか黒っぽい部分がある。
ノーマルなクロメジナもこんなんなのか?
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お腹の中をキレイに洗い、3枚におろす。
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腹骨をすき・・・・
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体側の骨に沿って、切る。
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で、皮を引きます。
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何?いつもと順番が違う?
そうじゃ、何せ幅がある魚なんで、細くしてから皮を引くのじゃ。
だって、安物の短い包丁しかないんだもん。
誰かプレゼントして・・・・・
その後、体側の骨をそぎ取ります。
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はい、サク取り完了。
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なかなかキレイな血合いですな。
ちょっとそのまま喰ってみる。
コリコリでは無いな。
寿司にすべ。
んだ、んだ。
子供も喜ぶ。
寿司酢?は作り置きしている。
さあ、にぎにぎしよう!
にぎにぎ・・・にぎにぎ・・・にぎにぎ・・・
でけた。
なんだか、身の模様がノルウェー産のサーモンみたい。
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アスタキサンチンの無いサーモン。
そんな感じ?
そ、それでは早速・・・・・
いっただっきもあ~す!
もんぐもんぐ・・・・もんぐ・・・・
ふむふむ。
脂が乗っている。
しかし、コクの無い脂だね。
脂の影響か、身が柔らかく感じる。
身の中に脂が浸みこんだ感じ。
上品な味わい。
が、クロメジナたる主張は感じられない。
プリプリした白身魚とは別物だ。
養殖環境だからなのか?老成魚的な原因か?その他か?
旨いんだが、上品すぎるな。
んごっ!

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