松田川 産晩秋のヒラスズキのお造り他

“喰っちゃあいかんのか?” へようこそ!

今日の食材は 「ヒラスズキ」です。
ヒラスズキはスズキ目スズキ科スズキ属の魚。

やあ、今回はヒラスズキです。
考えてみれば、ヒラスズキって買った事ないな。

何?先回と文言が同じ?
小さいこと言うんじゃない!

ココ高知県西部では?あまりスズキ系を珍重しない。
漁師的に価値のある魚の認識は無い・・・

と、思われる。
過去に漁師系の仕事をしている時にそう感じていた。

「あんな旨もぉ~ない魚」と言っていた。

舌がおかしいんじゃないか?
もしくは、異常なまでに調理がヘタか?

恐らく脂の旨味しか感じられないのだろう。
だから、トラフグもキジハタもオニオコゼなども・・・

「あんな旨もぉ~ない魚」と、のたまう事だろう。

ま、偏見に満ちた想像ですがね。
味覚の領域が狭い事は間違いないだろう。

ちなみに、いろんな魚売り場を客として体験してきましたが、ヒラスズキが売られている場面に遭遇したことが無い・・・・

訳でもない。

が、一生で2回だけだ。
福岡のデパ地下と、大月町の道の駅。

たったそれだけ、ほぼ一般的な小売りでは流通していない。
高級魚で良く耳にする高級料亭や寿司屋に流れている~ってヤツか?

そんなとこ行かないからわかんないな~

ふんっ!

今回の獲物は、宿毛市の松田川で釣獲したものだ。
季節は晩秋。

そう、おいらが釣ったんだよ。

すごいべ?すごいべ?
なになに?ふんふん・・・・・

そうだろう、そうだろう。
もっと褒めちぃ~~~~

あへっ。

さあ、それでは処理していきましょう!

シンクに転がるヒラスズキ。

まずはウロコを落とそう。
今回はすき引きにしました。

ウロコが飛び散らないのが良い点だね。
頭のまわりや、エラブタ周辺もウロコの取り残しが減るよ。

え?何?反対側も見たい?
ん、もうぅ・・・いいわよ♡

見せてあげる♡
あなただけよ♪

はいっ。

どうだった?
あら?鼻血なんか出しちゃって・・・

もしかして、変態?

んごっ!

で、頭を落とし・・・

内臓を除きます。

お腹の中には魚が入っていました。
恐らく、ウグイだね。

どんどん行こう!
はい、3枚おろし完了。

腹骨をすき取り・・・・

片方は体側の骨を抜いてみた。
コイツは後で皮つきで使う。

もう片方は、皮を引き・・・・

体側の骨を除きます。

ほら、サク取り完了。

で、切りつけ。

皮つきのサクは・・・

熱湯にドボンし、冷水にとります。

水っ気を除き・・・・

切りつけ。

好きなだけ喰えるど。

それでは早速・・・・
いっただっきもぁ~す!

もんぐもんぐ・・・もんぐ・・・・
んまいっ!

皮つきの刺身もおいちい、ノーマルな刺身もおいちい。
それぞれ、お刺身で喰いながら・・・・

鍋でしゃぶしゃぶしながらも喰う。

これまた、おいちい。

そう、これが彼らの言う所の・・・・・

「あんな旨もぉ~ない魚」なんだな。

ウキッ!

2 件のコメント

  • こんにちは。瀬戸内民ですが、ヒラスズキのみ狙いに高知まで毎月通ってます。ヒラスズキ食べてからは、丸スズキ釣りをやめちゃいました。それくらい美味しいですね。現地のお年寄りの皆様には、スズキ狙いですと伝えるとスルーされちゃいます釣り場が空いてて助かりますが。

  • ナマズキックさん、コメントありがとうございます!
    毎月高知に遠征とか気合入ってますね。
    私も昔は遠征組でしたが、さすがに毎月って訳にはいきませんでしたよ。
    マルスズキは河川に入る個体は着臭したものが居ますから、それがネックですよね。
    瀬戸内在住時は加古川とか揖保川とかで釣りしてました。
    加古川のスズキは着臭個体が多かったですね。
    ちなみに、四万十川のスズキでも1度だけ着臭した個体に遭遇しました。
    ヒラスズキは着臭した個体には今の所遭遇していません。
    ハズレ無しです。
    ヒラスズキは美味しいですよね。

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