喰っちゃあいかんのか? へようこそ!
今日の食材は 「マゴチ」です。
マゴチはスズキ目コチ科のお魚。
最近になってちょこちょこ登場するマゴチ。
それはね、釣れるから。
少し前まで釣れなかったのに。
腕を上げたな、ぼくちん。
さあ、今回のマゴチは晩秋の河口で釣獲しました。
今回も釣れない釣りを展開していた。
ううぅ・・・釣れにゃい。
こんな時は、気分転換に大き目のルアーをかっ飛ばそう!
そのれんぐす175mm。
でかい・・というより長い。
さっそくキャスト。
おらおら、喰えるもんなら喰ってみろ!ああ?
ガンガンガンッ!!
おおっと、何か掛った。
やったぞなもし。
このマゴチ、なかなか良く引く。
引くというより、よく暴れる。
水面から上がる直前はより激しい。
ブラックバスなんぞの比ではない。
その激しい抵抗を何とか阻止し、無事にネットイン。
やったね。
この独特のフォルムが特別感があってよい。
ちなみに、顔回りはつるんとしてそうで実はトゲがある。
素手で触る時は注意しよう。
そんな大げさな・・・・って、油断した時に限って流血。
ウキッ!!
命取られる訳ではありませぬが、時に流血までは行く。
すると、場合によって調理できなくなる。
「か、代わりに捌いて・・・・・」
「いやだ、そんな魚捌き方わからん。」
「だ、だって流血してるし・・・・・」
「そんなん知らん、明日塩焼きにでもしたら?」
「きっ、きさまぁ!!!」
となり、時に殺人事件へと・・・・・
「動機はなんだったんだ?」
「あ、あいつがマゴチを捌くのを拒否ったから・・・」
「たったそれだけの事で殺したのか?自分で捌けばいいじゃないか!!」
「い、いや、私はマゴチのトゲで流血してたんです」
「そ、そうか・・・それで・・・・」
「それなのに、あいつは・・・うううぅ・・」
「何か言われたんだな?」
「塩焼きにでもすればって・・・」
「何?生食できる魚を塩焼きに?それはひどいな・・・」
「私は生食したかったんです、そ、それを・・うううぅ」
「よしっ!今回は不起訴だ、釈放~」
「やったぁ~!!」
「最後に一言言ってもいいか?」
「何ですか?」
「塩焼きも旨いらしいぞっ ♡ 」
「んごっ?」
こうして、マゴチ流血殺人事件は幕を閉じたのであった。
おしまい・・・・・
な、訳がなかろう?
さあ、先へ進もう。
まな板の上のマゴチちゃん。
なかなか太いでしょう?
まずはウロコを落とそう。
この側線部分のウロコは非常に落ちにくい。
包丁でこそいだり、骨抜きで抜いたりしてます。
そこまでしなくても、どうせ皮は捨てる・・・・
なぁ~んてことは今回はしませぬ。
だって、皮付での生食だもん。
もんもんっ♪
だから、ウロコは丁寧に処理するのら。
意地でも残さんっ!
はい、完了。
頭を落とし・・・・・
内臓を抜き、キレイに洗います。
3枚におろし・・・
腹骨をすき・・・・
骨抜きで抜ける骨を抜きます。
ほい、準備完了。
今日の皮目の加熱手段はバーナーです。
ホームセンターとかで売ってる。
炙った後、冷水にどぼんっ。
キッチンペーパーなどで水気を切ります。
丁寧に行いましょう。
はい、サク取り完了。
そして切り付け。
あまりに切れない包丁だと、皮目を制覇出来ないぞ。
さあ、完成しましたよ。
見た目にもコントラストがあっていい感じ?
何?気のせい?
それではさっそく・・・・・
いっただっきもぁ~す!
もんぐもんぐ・・・・もんぐ・・・
ふんふん、おいちい。
単に刺身より、アクセントがあって良い。
そして、若干の香ばしさも付加される。
マゴチって、あれだね。
数回喰った限りでは、生食でも何かひと手間加えた方が良い感じだね。
んごっ!
コメントを残す