“喰っちゃあいかんのか?” へようこそ!
今日の食材は 「スッポン」です。
スッポンはカメ目スッポン科スッポン属の爬虫類。
高級食材です。
急にお金持ちになった訳ではなく、もらった訳でもござりませぬ。
釣れたんです。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-300x225.jpg)
スッポン。
これは喰うしかなかろう?
あれこれ調べていると高級料亭などでは1ヶ月間泥抜きをしてうんぬんと。
1ヶ月だ?
そんなに待てるかいな。
2週間で十分だべ。
脱走防止の為、マキエバケツにて飼育。
っても水を替えるのみ。
マキエバケツはジッパーで蓋ができるのだ。
魚とちがってカルキ入り水道水でも呼吸に関係ないから問題なさそうではあるが・・・
念のため、1日汲み置きした水道水を使用。
前半、まさかの脱走2回。
ジッパーこじ開けて脱走するのです。
こやつは。
仕方がないのでジッパーとジッパーの間をハリガネでくくってみました。
さすがにここまではこじ開けられないよう。
毎日毎日水替え。
スッポンって元気ねぇ。
全然弱りません。
さて、2週間目がやってきた。
調理しましょうか?
衣装ケースにスッポンを移し、台所へ移動。
まずは頭を落とさなければならない。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-1-1-300x225.jpg)
なんでも逆さまにするとスッポンが首を出すので、その時に首をつかんで引っ張るらしい。
やってみるだよ。
逆さまにしてっと。
首が出てきたら掴んで・・・・・
って、コワイわい。
噛みついてきやがる。
なんと凶暴な。
ちょっと念のため、タオルでも使いますか?
はっ!・・ほっ!
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-2-300x225.jpg)
おっし掴めた!
で、どうやって首切るんだい?
おいら右手で首つかんでるけど。
右利きなんですが。
失敗じゃ。
左手で首もたなきゃあ包丁使えんがね。
そろりそろりと持ちかえる。
ふひぃ~なんとか完了。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-3-300x225.jpg)
そして、首を落とすなり。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-5-300x225.jpg)
落とした首から流血します。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-4-300x225.jpg)
ま、血抜きみたいなもんだね。
一般にここで血を取って生き血として飲むんだとか?
個人的には寄生虫がコワイので飲みません。
よって、ここでは流してしまいます。
その後、お湯にドップリ漬けました。
周辺の薄皮が剥げてきます。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-6-300x225.jpg)
これを丁寧に取り除きます。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-7-300x225.jpg)
これだけでは、手足のまわりやシワになっている部分は取り除けません。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-8-300x225.jpg)
後程個別に取り除きます。
頭の無いスッポンの裏側はこんな感じ。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-9-300x225.jpg)
それでは、甲羅のまわりに包丁を入れていきます。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-11-300x225.jpg)
ひとまず、甲羅のまわりを一周しましょう。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-12-300x225.jpg)
えっさ、ほいさっ。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-13-300x225.jpg)
なかなかパッカンとは取れませんな。
まず、首の部分。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-14-300x225.jpg)
内部の付け根的部分は甲羅にくっついており、これを切断しないとはがせません。
エンペラも切り取ります。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-15-300x225.jpg)
一周しましょう~
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-16-300x225.jpg)
なんとか首の骨を切断し、甲羅を取り除きます。
次は裏側だす。
やわらかい部分に沿って包丁を入れます。
まず、尾側から。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-17-300x225.jpg)
あたりを付けながら包丁を入れていきます。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-18-300x225.jpg)
さて、頭側。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-19-300x225.jpg)
行きましょうか?
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-20-300x225.jpg)
こちらもあたりを付けながら包丁を入れていきます。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-21-300x225.jpg)
こ、この辺か?
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だんだん食材っぽくなってきた?
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-22-300x225.jpg)
甲羅との切り離しと、手足の切断を黙々と行います。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-24-300x225.jpg)
極力肉が取れるように頑張る。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-25-300x225.jpg)
はじっこのエンペラも極力残さないように・・・・
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-26-300x225.jpg)
頑張るっ。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-27-300x225.jpg)
甲羅に残った肉を極力そぎ取るっ。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-29-300x225.jpg)
そして、甲羅を切断。
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つなぎ目的な部分?にあたりを付ける。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-31-300x225.jpg)
さて、手足の爪でも切り落しますか?
あれ?硬い。
さすが爬虫類。
安物の包丁では断ち切れません。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-32-300x225.jpg)
やってはいかんと思いつつ・・・・
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-33-300x225.jpg)
金づちでたたきましょう!
あちょっ!
手足は改めて熱湯にくぐらせ、薄皮をしごいて取り除きます。
あとはもう喰いやすいように切るだけ。
今日も元気にスプラッタ。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-34-300x225.jpg)
あなたも私もスプラッタ♪
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尻尾の中にはチン○が収納されています。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-36-300x225.jpg)
コイツは雄なんだね。
エンペラも適当な大きさに切り分けます。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-37-300x225.jpg)
はあ、やっと下ごしらえが終わった。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-38-300x225.jpg)
こちらはアラ?になるのかな?
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-39-300x225.jpg)
さて、ここまで来ればその辺の食材となんら変わらない?
あとは、ダシとって鍋にするだけ。
まずは、熱湯に放り込んでアクを取り除きます。
お湯は捨てる。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-40-300x225.jpg)
その後、水&酒を入れひたすら煮ます。
しつこく出るアクはすくっていきます。
時間にして2時間くらいかな?
いいダシが出てそうです。
味付けは、シンプルに醤油とミリンと塩。
味見をしながら味を調えます。
焼きねぎ、エノキなんぞ加えて完成です。
![](http://fish-eat.latesjp.net/wp-content/uploads/2010/08/千葉県の平野部河川で釣獲したスッポン-41-300x225.jpg)
ああぁ・・・長かった。
やっとでけた。
ネット上ではすんごく旨いような記載が多い。
信じていいのか?
で、では早速・・・
いっただっきもあぁ~すぅ。
ん、んまいね。
美味しい。
でも、さんざん旨いだなんだって煽った記事が多かったもんでとてつもなく旨いもんだと思い込んでしまっていた。
はっきり言おう。
劇的に旨いほどではない。
一般食材として美味しい。
もちろん、プロが作ればまた違うかも。
1回喰ったからってそれが全てとは限らんもんね。
風味的にはどこかで味わったことがあるような?
でも思い出せない。
なぜか初めてな感じがしないのだ。
表現しにくいな。
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