12月の天然?ヒラメの刺身

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喰っちゃあいかんのか? へようこそ!
今日の食材は 「ヒラメ」です。
ヒラメはカレイ目ヒラメ科の魚。
そう、あの高級魚さ。
とうとうおいらにヒラメが釣れたんだ。
やったぞなもし。
今まで住んでた地域や仕事上の問題もあって、専門に狙う事は無かったんだな。
昨年からヒラメを釣りたいという衝動に駆られ狙い始めた。
釣りなんてものは、場所と季節と時合なの。
そして、いかにそれらを絞り込めるか。
これに尽きる。
使用する道具なんてその次の問題さ。
でも、この絞り込みってのがなかなか難しい。
トライ&エラーの繰り返し。
今まで狙ったこと無いから経験値による選択も不可能。
ポイントへの侵入経路や駐車スペースの状況もわかんない。
無論、ポイントの状態も行ってみなくちゃわからない。
物理的に釣りが不可能って事も多々ある。
大荒れとか。
しっくり来るまで何かと時間が掛るのだ。
そして、今もってしっくり来ない。
模索中・・・
しかし、通っていれば偶然に釣れる事がある。
この偶然の結果から必然に繋げられれば言うこと無し。
と、いう事でやっと1枚ヒラメが釣れたのだ!
今までの片手間ヒラメ狙いでは40cmくらいが限界だったのですが・・・・
今回の獲物はなんとぉ~
50cmもあったのら。
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すごいべ?
何?すごくない?
んもうっ!
せっかくいい気分だったのにぃ。
ちなみに、釣れた場所は平野って言うサーフ。
おいらは場所は伏せないのら。
みんなで釣ろう♪
さて、このヒラメという魚。
養殖環境の場合、そのストレスにより表の模様が裏に出たり、裏の白が表に出たりするそうな。
そして、種苗放流も比較的盛ん・・・か?
各地域のお役所では種苗放流に関する予算が計上され、それを消化する為に色んな稚魚が放流される。
個人的に思うに、この種苗放流は資源量の増加が目的ではなく予算の消化そのものが目的に思える。
1万尾や2万尾をだだっ広い海に放流したところで、出荷できるサイズになって漁師さんの利益になるほどの漁獲量は期待できるのだろうか?
関東での実験結果(ヒラメ)では、その回収率(5歳まで)は平均値で5.0~7.2%だったとか。
http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/533851.pdf
2万尾放流で7.2%回収として、1,440尾だ。
仮に、平均1.5kg(適当)として2,160㎏。
キロ1500円として、324万円。
種苗の単価を50円/匹として、2万尾放流の費用は100万円。
差し引くと・・・324万円-100万円=224万円。
5歳前までの回収だから、ここでは単純に5で割るとして・・・
年間44万8千円。
仮に漁師さん20人が関与したとして2万2400円/人/年となる。
やったぁ~
若干、効果がある?
ま、環境によって異なるだろうから一概には言えないだろう。
ここでの計算はあくまで妄想・・・・
机上の空論でござる。
で、まとまったお金が入るのは?
そう、種苗生産供給している業者って事になりますな。
役所としては、”何か実施しましたぁ”っていう実績が必要なんでしょう。
あ、これも妄想ですよ。
で、養殖環境で育った稚魚は放流されてもそのヘンテコ模様はそのままらしい。
釣り人はヒラメが釣れたら、裏側が真っ白だったら天然だって判断します。
おいらは昔、激しく模様が入り混じったヒラメを釣った事がある。
表側に白が侵入したヒラメ
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なんじゃ?こりゃ?
そんな感じ。
これぞ種苗放流のヒラメだね。
よほどストレスフルだったのだろう。
さあ、それでは今回のヒラメを観察しよう。
何?前置きが長い?
何を今さら・・・・
さあ、いくわよっ!
はいっ全体像(表)
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はいっ全体像(裏)
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はいっ口。
でかい口だね。
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はい、背鰭前半(表)
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はい、背鰭前半(裏)
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はい、背鰭後半(表)
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はい、背鰭後半(裏)
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はいっ、尾鰭(表)
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はいっ、尾鰭(裏)
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はいっ、尻鰭前半(表)
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はいっ、尻鰭前半(裏)
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はいっ、尻鰭後半(表)
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はいっ、尻鰭後半(裏)
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はいっ、腹鰭(表)
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はいっ、腹鰭(裏)
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はいっ、胸鰭(表)
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はいっ、胸鰭(裏)
おや?少し黒い部分がありますな・・・
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放流モノか?
もう、どうでもいい・・・
はいっ、顔(表)
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はいっ、顔(裏)
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はあっ、はあっ、はあっ・・・・
疲れた。
さあ、鱗を落としましょう。
包丁でそぎ落とす事もあるようですが、別に普通にやっても落としにくくはないですね。
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金タワシ等でこすればよりキレイに取り除けます。
裏側は白いので、ウロコが残っているのか?いないのか?わかりにくい。
で、頭を落としますよ。
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お腹の中の血っ気はよく取り除きましょう。
身肉に血が移らないように。
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ふぅ~・・さっぱりした。
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さあ、ここから5枚におろしていきます。
個人的には3枚おろしより楽と感じる。
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はい、1/5切り取り完了!
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はい、表面撤去完了!
卵巣が見えますね。
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ちなみに、ヒラメはメスの方が大きくなるそう。
切り出した身肉はこんな感じ。
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さ、裏側も・・・
撤去完了!
12月の天然?ヒラメの刺身 (35).jpg 12月の天然?ヒラメの刺身 (36).jpg
腹骨を切り取ります。
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そして、皮を引きます。
こっちは表側です。
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はい、アップ。
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ほれ、アップ
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そういえば、昔ハイアップターボってパチスロあったなぁ。
打った事無いけど。
へ?話を脱線させるな?
んもうっ!
はい、切り付けて完成。
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さあ、それではさっそく・・・・・
いっただっきもぁ~す!
もんぐもんぐ・・・もんぐ・・・・
おや?
おや?
おやおや?
なんだかイマイチだぞ。
ちなみに、釣獲後6時間経過です。
なんか、マズイとは言わないけれど想像した味わいではない。
めったに喰わないから味わいを美化してたのか?
評論家さんの言う寝かしが足りないってヤツか?
で、翌日に表面を同様に調理。
12月の天然?ヒラメの刺身 (44).jpg
頂きますっ!!
もんぐもんぐ・・・もんぐ・・・
やはり、イマイチ。
寝かせた分、テクスチャが悪く一層イマイチ。
いかん・・・感動の1尾だったのに。
まことに残念な結果だ。
んごっ!
アラはダシにでも使おう。
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