大月町産ミドリイガイの蒸し物

“喰っちゃあいかんのか?” へようこそ!

今日の食材は 「ミドリイガイ」です。
ミドリイガイはイガイ目イガイ科ミドリイガイ属の2枚貝。

ムラサキイガイ同様に外来種のようだ。
「インド洋、西大西洋、ペルシャ湾を原産地とする」byウィキペディア~っと。

宿毛湾の生簀まわりで仕事してると、その海中部分のロープやフロートの裏側なんかにくっ付いているのだ。

ちなみに、我々は養殖イケスを”小割(こわり)”と呼ぶ。
覚えておきなさい・・・うっほん!

今回は、食材として持ち帰ってみた。

いままで、ムラサキイガイの変わり種と思っていたのだが、調べてみると種類が違った。

ミドリイガイって言うのか・・・ふむふむ・・・
知らんかったな。

やや南方系のようで、あまり低水温では生きられないようだ。
おいらの住んでいる近所の海は冬場でも17℃程度だ。

問題ないようね。
まいったか?

さあ、さっそく調理だ!
と、言ってもこれだけ・・・・・んごっ!

さて、今回は蒸してみよう。
調味はいらない。

それは、貝が海水を含んでいるから・・・・・
これが大阪湾奥や東京湾奥だったら・・・どうするよ?

さ、できあがったよん。
見てみようかの?

おや、中身は小さい・・・・
ちんちくりんではないか。

ま、そういうもんなのだろう。
ホントか?

貝の肉から出てるタワシみたいなヤツは、足糸(そくし)と言います。
これで、障害物にくっつくのだ。

別に喰ってもいいのだが・・・
食い物に感じないので、喰う時に撤去じゃ・・・ウキっ!

さあ、早速頂こう。
もんぐもんぐ・・・・・・

普通・・・より少しんまい。
絶品ではないが、あったらまた回収だ。

ところで、2枚貝のたぐい。
たまに毒化する。

麻痺性貝毒で渦鞭毛藻類などから産生されるらしい。
厚生労働省の「自然毒のリスクプロファイル」では・・・・

http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/animal_09.html
「麻痺性貝中毒に対する有効な治療法や解毒剤は今のところない」の文言がある。

※自然毒のリスクプロファイル:二枚貝:麻痺性貝毒
自然の貝を喰う時は・・・・・覚悟されたし。

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