喰っちゃあいかんのか? へようこそ!
今日の食材は 「カツオ」です。
カツオは、スズキ目サバ科カツオ属の魚。
カツオもらっちった。
上りガツオだね。
何?今なら下りガツオなんじゃないか?
当たり前じゃ。
ワシは6月の話をしておるのじゃ。
誰が今時期の話をしていると言った?
うっほんっ!
さてワタクシめ、鮮度のいいカツオを喰った事が無かった。
無論、お高い所で食事が出来る身分では無い為じゃ。
店頭で見かけるカツオは鮮度の良いものはなかなか無いのだ。
その前に、丸で販売なんかしている小売りは少ない。
そして、高価だ。
さあ、今回入手したカツオはどんな状態なのだろう?
わくわくしちゃいますな。
ぼくちん、カツオ捌くの初めてなんでち。
あああぁ・・感動の初体験・・・
やちゃちくちてぇっ!!
ウキっ!
さあ、丸で手に入れましたから、折角ですので形態観察しましょうかね。
まずは全体像。
顔つき・・・
あら?嫌な顔一つしてませんな。
第一背鰭。
第二背鰭。
小離鰭(しょうりき)及び尾鰭。
あの、小さなポツポツした鰭を小離鰭と言いますです。
はい、尻鰭。
はい、腹鰭。
はい、胸鰭。
はい、口。
はい、エラ。
いやいや・・・今回も楽しかったね?
楽しかったろう?
ああぁ??文句あんのかぁ?
ああぁ??ああぁ??ああぁぁ~~??
あうあうぅ~~
じいちゃん、ボケちまっただ・・・
んごっ!
さて、それでは早速処理していきましょうか。
まずはウロコですな。
カツオのウロコは体全体には無く、首?の付け根付近に板状に張り付いています。
コヤツらを包丁で、削ぎ落とします。
別に、包丁でなくてもいいケド。
でも、包丁が使いやすいよ。
やっぱし。
で、その勢いで頭も落としてしまおう。
それそれ・・・・
おうぅ~・・・内臓がないぞうぅ・・いや、あるぞうぅ。
胃の中に何かあろうぞうぅ。
おう、カタクチイワシのよう。
ここ、高知県は大月町ではホタレイワシもしくは、単にホタレと言う。
語源は知らない。
ま、だからなんだって話ですな。
さて、いつものようにお腹の内側はキレイにしよう。
ただ、カツオの身は柔らかいので、やり過ぎ注意。
身までグズグズにしてしまう場合もある。
魚種によって柔軟に対応しよう。
その後、普通に3枚におろします。
動画なんかでは、背鰭部分等もおろす前に包丁で削ぎ取っていた気もするが、気にしない。
だって、捌ければイインデスもの。
ほれ、思った以上に普通に捌けたぞなもし。
で、腹骨をすき取ります。
腹身だハラミだワ~イっ!
むむむ・・・ムシがいる。
ほじってみた。
何だろう?テンタクラリアか?
ま、特に問題ない。
普通じゃ。
まさか・・・こんなモンでいちいち騒いでんじゃあないだろうな?
ま、”喰っちゃあいかんのか?”の読者にそんなヤツはおるまい。
アホタレな消費者になっちゃあいかんぞ。
寄生虫がいて当たり前。
アホタレな消費者を見つけたらみんなで言ってやろう。
ばあっっっかあぁじゃぁぁねえぇぇっっ??!
あうあうぅ~~~んごぉ~~・・・ウキィっ!!
変態呼ばわりされる事、間違いなし。
さあ、みんで叫ぼう!
ばあっっっかあぁじゃぁぁねえぇぇっっ??!
あうあうぅ~~~んごぉ~~・・・ウキィっ!!
何?もういい?
さて、皮を引いたら体側の骨を切り出そう。
はい、サクの完成。
透明感があるの分かります?
まあ、評論家的なやからは、寝かさないと味が出ないじゃなんじゃとうるさい。
何?じゃあ、この鮮度のカツオには味が無いって事なのか。
おまい、亜鉛を10kgくらい飲んだ方がいいんじゃね?
これはこれで、独特の風味、食感、味わいがあろうってもんだ。
普通は喰えない鮮度なんだから、それを味が無いと説いても仕方なかろう?
まして、それぞれの状態の風味や味わいを感じ取れないなんて・・・
哀れなるかな。
まあ、好みの問題はある。
人間とは贅沢な生き物なのだ。
さあ、適当に切り付けて握ろう。
にぎにぎ・・・にぎにぎ・・・
で、でけた。
んごっ!
そ、それでは・・・・
いっただっきもあ~すぅ。
もんぐもんぐ・・・・
うんむ、んまい。
むちむちしています。
人はもちもちとも言う。
赤身の魚は、あんまり反発しない食感のイメージが強い。
これは、鮮度良好なものを入手できないからに他ならない。
しかし、今回のカツオは、白身魚とは異なる弾力がある。
へぇ~・・こんなカツオ喰った事ないわ。
初めて喰った。
これはこれで、んまいね。
でもまあ、この弾力のあるカツオを寿司に握るってのもまた反則か?
まあ、こだわる事なかれ。
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