10月後半の下ノ加江川産スズキの皮付きの腹身の湯引き

“喰っちゃあいかんのか?” へようこそ!

今日の食材は 「スズキ」です。
スズキはスズキ目スズキ科スズキ属の魚。

ここではかなりの頻度で登場するのがスズキ科の魚。

だって、それを釣りに行くんだから仕方ない。
釣ったら喰うのもおいらのお仕事。

いや、本能。

貴重なたんぱく質じゃないか?
ん?

さあ、今回の獲物は下ノ加江川で釣獲したもの。
キレイな河川でございます。

季節は10月後半。
釣りとしてはとてもよく釣れる時期さ。

ちなみに、この河川の魚たちは泥臭さとは完全に無縁なのだ。
コイだって即喰って問題ない。

幼い頃から淡水魚の泥臭さと戦ってきたおいらには夢のような環境。
小規模都市においても、そこに流れる河川は汚濁に満ちている事が多い。

普通に見えても、どちらかと言えば富栄養河川である。
藍藻類や放線菌が繁殖しやすい環境なであろう。

その他にも着臭要因があるのかもしれない。

近所に湧き水などがあれば、一定期間その中で生かしておくことによって着臭は無くなるだろう。

しかし、そんな環境はそうそう無い。
この着臭は調理によって完全には取り除く事はできない。

海水魚であっても、汽水域から淡水に侵入する魚には着臭する可能性がある。
着臭要因は淡水魚と同じと考えられる。

同じ汽水域から淡水域で釣獲された海水魚でもヒラスズキは着臭個体に出会った事は無い。
恐らく、淡水域の滞在期間が短いからであろう。

さあ、それでは捌ていきましょうか。

まず、ウロコを落とそう。

でもって、頭を落として内臓を抜きます。

10月後半にもなると卵巣が発達し始めてきますね。

地域や個体によってその状態は違ってくるでしょうが。
浮袋を割いて、中の血っ気を除きましょう。

ま、別にキレイにしなくても死にやしませんが、身肉に血が移ります。
脂はあまり乗ってませんね。

2枚におろし・・・・

3枚におろしていきます。

腹骨をすき・・・

皮を引きます。

体側の骨を除きます。

はい、サク取り完了。

で、薄目に切りつけてお刺身の完成!

鮮度の良いスズキのお刺身はそそりますな。

脂しか旨いと感じない人間や味覚の崩壊した人間には感じ取れないかもしれませんな。
世の中うまみ調味料であふれている。

さあ、それでは早速・・・・・
頂きますっ!

もんぐもんぐ・・・・もんぐ・・・
おいちい。

やはり、この食感と淡く香る風味がいいですな。
たくさんあるから好きなだけ喰えるそなもし。

おっと、今回は腹身がメインだったような?
そうだそうだ~

ウキッ!

さて、これが腹身の部分だ。

皮を引くのめんどくさぁ~い・・・・

いや違う、皮の食感を楽しみたいっ!
そう、そうなのだよ。

でもって、内側には薄い膜が存在する。
これを除くには身肉を少し削らなけれなならない。

もったいない・・・・・
お客に供する訳でもあるまい・・・・

もう、そのまま熱湯にくぐらせてしまえ。
で、冷水に落とし、水気を取る。

もし、ウロコが残っていたら丁寧に取り除こう。
適当に切りつけて完成だ。

さあ、それでは早速・・・・・
いただっきもぁ~す!

もんぐもんぐ・・・もんぐ・・・・
んまいっ!

少し熱変性の加わった身肉と皮の食感。
内側の薄い膜も気にならないな。

ワサビ醤油でもポン酢でも合う。
酢味噌も準備しておけばよかったなん。

んごっ!

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