”喰っちゃあいかんのか?” へようこそ!
今日の食材は 「ワニエソ」です。
ワニエソはヒメ目エソ科マエソ属の魚。

高知県西部の松田川河口付近の岸壁では巨大なエソが釣れる。
それがワニエソ・・・・と、思われる。
今回のワニエソは宿毛市の大島岸壁で釣れました。
ぬうっほんっ!

でかいべ?
量っちゃあいないが2kg近いんじゃないかな?
どうちた?うらやまじいのんかぁ~
何?うらやまじくないじゃと?
なぜじゃぁ~
多くの釣り人はエソを嫌う。
なぜ嫌うのか?
これだけのサイズならかなり引くし、なかなか楽しいものだが?
喰うという視点からすれば・・・・・
骨が多い点と、加熱すればボソボソになる点。
この2点だろうか?
単に不味いというなれば、魚の状態が悪いか、調理がヘタクソなのだ。
骨が多いならば抜けば良い。
加熱すればボソボソになるなら生食すれば良い。
それだけの事さ。
ちなみに、練り物にするって手もある。
エソの練り物がまたんまいのだ。
で、今回は生食さ。
さあ、まずはウロコを落とそう。

岸壁で車まで100mほど引きずったからウロコは大分落ちている。
残っているウロコを落とす。
ガシガシ・・・・

で、頭を落とします。
おおおぉ・・・肝臓ですな。

その奥には卵巣があります。

産卵期なんでしょうね。

お腹の中の血っ気を取り除きます。

ほら、こんな感じ。

やあ、さっぱりしました。

さあ、3枚におろしていきましょう。

腹骨をすき取ります。

身質は悪くない感じが分かりますか?

そして、ここからがかなりの手間だ。
指で骨の位置を確認しながら1本1本抜いていきます。

途中で折れてしまう事もあります。
が、意地でも探して抜きます。
そして、皮を引く。

皮を引いた後ににも、皮側を指でなでて骨が残っていないかを確認します。
よっ、よしっ、完璧だぁ!
これを切りつけて完成。
長かったぞなもし。

さあ、それでは早速・・・・・
いっただっきもぁ~す!
もんぐもんぐ・・・んまいっ!
特別な旨い感はありませんが、十分においちい。
舌触りや食感も申し分なし。
恐らく、これは高鮮度ならでは。
釣獲してから調理までの取り扱いによっても左右されるだろう。
エソだからって乱雑な扱いをしてはんまい刺身は喰えませんぞ。
キモも生食してみよう。

適当にカット。

そっ、それでは・・・・
頂きますっ!
もんぐもんぐ・・・もんぐ・・・
ふん、若干水っぽい感じだね。
状態にもよるのでしょうか?
よく分かりませぬ。
ウキッ!
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