“喰っちゃあいかんのか?” へようこそ!
今日の食材は 「ヒブダイ」です。
ヒブダイはスズキ目ブダイ科アオブダイ属の魚。
高知では、潮通しのいい岸壁なんかでも、たまに見かける。
釣ってやろうと思いながらも、釣った事なし。
今回のヒブダイはもらい物。
1月にご近所からもらった。
釣り客が要らないからと、置いて行ったものだそうな。
いつも思うのだが、喰わないならおいらの所に持って・・・・
いや、逃がして来い。
喰いもしないのに釣った魚を持ち帰る意味が分からん。
また、同時に、高い金払って船で釣りに出て、釣った魚をリーリースする意味も分からん。
金持ちの道楽としか思えん。
まあ、道楽と言えば道楽なのですが・・・・
これは、金持ちの釣りに対する偏見なのだろうか?
TV番組でよく見るので、ヤラセの世界で踊らされているのか?
んんん~~
だんだん分からなくなってきた。
TV番組は結構ウソつくからね。
全てを信じちゃダメよ。
魚の名前なんてデタラメばかり。
おいらの場合、不要な魚はリリースと言うより・・・
意地でも喰う感じ?
家族も居ますからね。
少しでも食費が浮きます。
さて、せっかくなんで今回も観察してみましょう・・・・・
やんや言うな。
まずは全体像。
はい、背鰭。
はい、尾鰭。
はい、尻鰭。
はい、腹鰭。
はい、胸鰭。
はい、顔。
なんだか、キョトンとしていますな。
ちなみに、咽頭歯がありました。
みなさん、いかがでしたか?
各鰭はなかなかトロピカルな色合いでしたね。
とても食用魚とは思えませぬぅ。
んごっ!
さあ、まずはウロコを落とします。
ウロコは比較的大きく、バリバリと飛び散ります。
大型の個体の場合は、そぎ落とした方がいいでしょう。
ウロコを取ったら、こんな感じ。
何?変わらない?
そうね、そうね、そうかもね。
そして、頭を落とします。
怪我をしないように慎重に。
やあ、大きな肝臓ですな。
肝臓も取り除かないカンゾウ・・・・
誰か笑らっちぃ~
肝臓を取り除くと、浮き袋が見えます。
内臓を取り除いたら、ハブラシ等で中をよく洗います。
キレイになった所で、3枚におろしていきましょう。
はい、2枚おろし。
はい、おろし終わりました。
続いて、腹骨をそぎ落とします。
今回は、皮ごと頂きますので、皮は引きませぬ。
で、沸騰したお湯にドボンッ!
そして、10秒も待たず引上げ。
冷水にドボンッ!
寒い時期なので、氷は不要じゃ。
だって、1月なんですもの。
熱が取れたら、水気を取ります。
はい、水っ気が取れました。
体側の骨を切り出しましょう。
骨が残っていないか確認しましょう。
さあ、切りつけです。
盛りつけて完成。
さすがに、ここまで来ればトロピカル感は無いですな。
その辺の魚となんら変わらない?
今回はポン酢を準備しました。
市販品なんて要らない。
何か香料臭いし、個人的には殆ど使わない。
醤油、酢、塩でOK。
香りづけする場合は、スダチなんかを絞る。
キレある塩分が造りに合う。
マイルドな市販品は味がぼやけてキライ、魚の生食には合わない。
そして、当然ながら自分で作った方が安い。
大した手間でも無い。
さあ、それでは早速・・・・・
いっただっきもあ~すっ!
もんぐもんぐ・・・もんぐ・・・・・
ん、ん、ん・・・んまい。
ブダイの類はポン酢が合うって話があるが・・・
確かに、んまい。
皮付きなのも良いのかもしれん。
こりゃあ、なかなかおいちい。
サッパリとした味わいなんだが、旨みがある。
歯ごたえも程よい。
こりゃあ、見かけたら買いだな。
見かけないけど。
ウキッ!
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