8月中旬の大月町産ハマダツとワニエソの練り物

“喰っちゃあいかんのか?” へようこそ!

今日の食材は 「ハマダツ」です。
ハマダツはダツ目ダツ科ハマダツ属の魚。

正直、ハマダツである確証はありませぬ。
ダツにしては模様があるし、尾鰭の形状はダツやオキザヨリとも異なる。

だから、恐らくハマダツである。
ここではハマダツとするっ!

その時、近所の岸壁で釣りをしていた。
周辺にはカタクチイワシがちらほら回遊していた。

ちなみに、元々たいした魚が釣れ場所ではない。
が、ベイトが回遊している時だけ多少の魚が釣れるのだ。

そんな中、一緒に釣っていた長男が青物をGET。
うらやまじい~

で、おいらにも魚がHIT。
やったぁ!

って、エソである。
恐らく、ワニエソ。

そして、その後にHITしたのが、ダツだった。
たぶんハマダツってヤツだ。

ぐぬぬぅ~

リリースしてもらえると思ったら、大きな大間違いだぁ!
と、言う事でワニエソもハマダツもキープだっ!

ふんっ!

さあ、処理していくぜいっ!
シンクに転がる、ワニエソとハマダツ。

まずはワニエソからかかな?
最初にウロコを落とします。

エソのウロコは比較的はがれやすい。
はい、ウロコを落としたワニエソ。

頭を落とし、お腹を開きます。

エソの内臓って、キレイだと思いませんか?
ドロドロでもなく、スッキリと収まっています。

集めて、塩からとか作りたい。
でも、外道としては釣れるが、専門に狙っても意外と爆釣はしない。

ちっちゃなヤツはたまにあるけどね。

内臓を取り除くと、背側に血っ気があります。
臓器的には腎臓になります。

鮮度が落ちると、この血っ気が匂ってきます。
ちょっと苦い感じの匂いです。

だから、鮮度の良い内に処理を行うのが肝要です。

個人的には、この血っ気を除いてからおろしていきます。
身肉に血っ気が移らないようにです。

あくまで、おいらはそうしてるってだけで、こうでなければならない事はありません。

と言う事で、歯ブラシで血っ気を取り除きます。
キレイになるでしょ?

ここまで、処理が出来たら、3枚におろしていきます。

はい、3枚おろし。

ここで、身肉内の骨をひたすら抜きます。
指でなぞって、骨が当たれば抜く。

これの繰り返しです。
その後、皮を引きます。

やっと、ここまで来たぞ・・・・

さあ、次はハマダツだね。
ウロコを落とし、頭を落とします。

お腹を開き、内臓を抜き、中をキレイに洗います。
上記のワニエソとやる事は一緒ですね。

ふう、ここまで来ました。

はい、3枚おろし。

前半部分は腹骨がキツイので、後半部分を使用します。

今更だが、今回は練り物を作ります。
驚いたか?

何?タイトルで分かっていた?
おまい、すごいヤツだな。

で、ワニエソ、ハマダツともに適当に切りつけ、水に軽くさらしてみた。

はい、魚肉のかたまりにてございます。

これをすり鉢に入れ、1.5%の塩を加えてひたすら練るっ!

粘りが出るにつれ、腕が重くなっていく。
ほぼ修行だな。

時間にして、30~40分程度頑張ったか?
もっと練るべきだったか?

それは不明だ。

実は、この段階で深夜の1時を回っている。
そろそろ寝るか?

へ?練るか?寝るか?
ねるか?ねるか?

ウキャ?

ダジャレになっとるっ!
さあ、笑えっ!笑うのじゃぁ~

ひゃ~ほっほぅ!

ふんっ!

と、言う事で、練らず寝るっ!

んごぉ~

んごぉ~

んごぉ~

んごっ?

さあ、夕刻だ。
時刻は19時を回っている。

結果として、18時間程度寝かせた事になるね。

でだ、ここからは加熱する事になるが、練り物には加熱方法がいくつかある。

今回は揚げる事にするっ!

そのまま油に突っ込んでも良いが、ベタベタして形成しにくい。
手に片栗粉などを付けながら丸めるか、スプーンなどでクリクリしながら投入するかだ。

今回は片栗粉を使用。
ま、ほとんど片栗粉使いますけどね。

さあ、無事に揚がりました。
もう、見た目で美味しそうです!

さあ、それでは早速・・・・・
いっただっきもぁ~す!

もんぐもんぐ・・・・もんぐ・・・・
んまいっ!

いやぁ、おいちいですね。
エソはホント練り物にすると豹変しますね。

へ?ハマダツ?
ん~、よくわかりません。

これがハマダツだぁっていう風味は感じられない。
特に風味が強い魚ではないのでしょう。

結果として、おいちい訳だから邪魔はしてないって事で良いよね?
じゃあ、増量材として使えそうだ。

ウキッ!

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