クロメヌケの造り

　
喰っちゃあいかんのか？ へようこそ！
今日の食材は「クロメヌケ 」です。
クロメヌケ はカサゴ目フサカサゴ科メバル属の魚。
どうも北方系の魚のようです。
個人的に初めての魚。
と、言うよりその存在を初めて知った。
こんな魚いたんだ。
知らんかった。
また俗称なのかと思ったら、標準和名だった。
んごっ！
メヌケと言えば、あの赤い魚を想像しますもんね？
何？しない？
今回の獲物は北海道産。
ちっとマシに見える。
値段は少々高めの1,280円だい。
迷うな。
　
むむむ・・・清水の舞台から突き落とされたつもりで・・・・
買ってしまった。
だって、この機会を逃すともう二度とお目にかからないかも知れないし。
しかしまあ、なんだか黄色い。
何と言いましょうか？
産卵期のオスのアイナメのような黄色？
そんな感じです。
分からんか？
大きさは1kgくらい有りそうです。
でかいな。
さあ、それでは・・・・・
いつもの形態観察行きましょうか？
はい、風貌。

モロ、カサゴ＆ソイ系な感じ。
はい、第一背鰭。
なんだか丈が短いの。

はい、第二背鰭。
黄色い、そして境目は繋がっている。
　
はい、尾鰭。

はい、尻鰭。

はい、腹鰭。

はい、胸鰭。

はい、顔。

はい、口です。
ぬめってます。

洗浄前でしたから・・・
さて、頭を落として内蔵を抜きます。

おやおや・・・卵巣です。
　
あれ？肝臓になにやら丸いものが・・・・
アニサキスかな。
　
ちなみに、裏にはいない。
なぜかの？
お？のど付近にもいるようだ。

後で遊ぼうと思ってよけといたらかみさんに捨てられてしまった・・・
ウキっ!
さあ、エラも取り除きましょう。

ちょっとスッキリしたクロメヌケ の頭。
割っときますか？

まずは、脳天から・・・

そして、鼻先。

お腹部分からも包丁を入れます。

はい、割れましたよ。

お腹の内側は黒い膜でおおわれている。
そして、いつものようにお腹の内側をよく洗う。
　
お腹のでろんでろんしている部分は切り取ります。
　
そして、3枚におろす。

皮を引いて、サク取り完了。
　
やや薄めに切りつけて皿に盛ります。
・・・・・でけた。

やや血合いの赤が深い色をしています。
それでは、早速・・・・
いっただっきもあ～す！！
もんぐもんぐ・・・・
なめらかな舌触りです。
脂が乗っている訳ではありません。
歯ごたえは強くはありませんが、身の繊維を感じます。
この辺は鮮度の問題もあるでしょう。
クロメヌケ だっていう風味はわずかに感じられるものの全面には出てこないですね。
何か手を加えてやる方が良いのでしょうか？
ま、あっさりした白身のお刺身です。