ザルうどん

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喰っちゃあいかんのか? へようこそ!
今日の食材は 「小麦粉」です。
そう、あの小麦粉です。
うどんを作るのです。
昔は、小売りで販売されている中力粉を使用していましたが、やはりなかなかウドンっぽくなりませんでしたね。
色々調べてみると、やはりウドンはウドン用の小麦を使用するものらしい。
小売りで販売されている薄力粉や、中力粉のパッケージには”うどん”などにも・・・的な表示がされているが・・・・
ありゃあ、大嘘?だね。
大げさか?
ここ数年は、インターネットでうどん用小麦粉を取り寄せしている。
おいらは5kg袋を買う。
ウドン粉 (2).jpg ウドン粉 (1).jpg
無論、香川県の業者だ。
吉原食糧株式会社という会社。
http://www.flour-net.com/
騙されたと思って、使ってごらん。
うどん打ちたい人は。
そして、小麦のにわか知識を得たい人は下記2冊の本を読むべし。
さぬきうどんの小麦粉の話―なぜおいしいのか・どうしたらもっとおいしく出来るのか だから「さぬきうどん」は旨い―よくわかる小麦粉の話うどんの話

製粉の機械の歴史や、小麦やデンプンの特徴、さぬきうどんとASWの話など分かる。
楽しいぞ。
おいら、小説とか読めないんだ・・・・
そう、字が読めないから・・・ではないぞっ!!
知識になる本でないと時間のムダと思ってしまうんだ。
時間と心にゆとりが無いんだな。
そして、視野も狭い・・・・
うううう・・・時間をくれい。
ん?なになに?
魚の話がいいじゃと?
ふんっ!
たまには脱線しろいっ!
今回は白い粉を楽しむのじゃ!
ひゃっひゃっひゃっ~~~~~
ヘロインじゃあないぞ。
こ・む・ぎ・こ・・・・・・ウキっ!
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さて、まずは分量を量ろう。
何?適当じゃあないのかって?
分量は正確に測るっ!
常識だべ?
いつも適当じゃあないかじゃと?
そうじゃったかの?
記憶が無いのぉ~~
しかし・・・・記録はあるかも・・・んごっ!
さ、先へ進もう。
今回使用する小麦粉は1kg。
加水率は50%(小麦粉に対する塩水の量)
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そう、塩水を加えるんだよ。
今回の塩分濃度は12%。
準備する塩水は500gだから、塩は60g必要。
結構な塩分だね。
塩分取り過ぎちゃう?
うどんは体に悪い?
しかし、切って茹でますからねぇ。
塩分は流出するか?
分からんなぁ。
ま、気にするな・・・・・
気にするなら、喰うなと・・・・言う事ですな。
さあ、必要分量の準備が出来たら混ぜ合わそう。
今回は広めな容器を使用。
別にボールでも何でもいい。
分量に合わせて、適当に準備しよう。
細かくは色々あるかもしれん。
しかし、プロじゃあないんだから。
さて、箸などで回しなら塩水を加えていきます。
極力均等に少量ずつ塩水を加え、ソボロ状にして行こう。
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これを、”水和”と言うそうな。
今は、まとまりの無い状態なので、これをまとめていきます。
ぐーパンチの拳でグイグイ押していきます。
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無論、ドンドンとパンチする訳ではござらん。
そして、一つの塊にします。
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そして、あの足踏み作業だ。
まとめた小麦粉を入れる袋は現在、米袋を使っている。
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さあ、袋に入れたらふみふみするのじゃ。
ほれほれ・・苦しいか?苦しいのんか?
うっひっひぃ~~~~
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と、つぶやきながら踏もう。
家族から変態呼ばわりされる事、間違いなし。
なんじゃあ。
変態の何が悪いんじゃぁ~~~
っと叫ぼう!
さあ、50回×4~5回程度をこなそう。
踏んじゃあ、織り織りしてまた踏む。
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別に、たいして踏まなくても大きな問題は無いと思うのじゃが。
ちなみに、この作業を捏練(ねつれん)と呼ぶ。
終わったら、丸く整えて寝かす。
常温でOK。
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真冬はこたつの中なんぞに入れる。
寝かす時間は2~3時間くらいでしょうか?
寝かしが終わったら、踏んでたいらに広げます。
その後、棒で伸ばしていきます。
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棒っていっても、ホームセンターで買ってきた丸棒です。
細過ぎるとベニョベニョ曲がるので、やや太めが良い。
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台になる板もホームセンターで買ったもの。
なんら専門的なものではありませぬ。
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板には軽く粉を振っておこう。
おいらは、片栗粉を使用。
無論、適当なチョイスだ。
普通に家庭にある物ってこってす。
さあ、生地を伸ばしていきます。
適当に伸ばしたら、生地を切り付けます。
ザルうどん (19).jpgザルうどん (20).jpg
それは、パスタマシンを使用する為。
別に、麺に切るのを包丁でやってもよい。
ただし、相当なムラが出来る。
生地の厚さや、麺の太さ。
生地のカッティングが終わったら、麺を作っていきます。
基本、マシンにかけてやるだけ。
簡単でち。
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そのまま作業を行うと、麺どうしがくっついてしまうので、粉を振ります。
さて、このパスタマシン。
2本の麺がくっついたままなのだ。
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だから、ピロ~~っと切り離してやる必要があるのだ。
めんどくさい。
製品ムラなのだろうか?
そして、無事に生麺が完成。
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次は茹でる作業だ。
大き目の鍋に湯を沸かそう。
麺投入時の水温低下を防ぐ為、鍋はでかい方がいい。
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しかし、おいらの手持ちの中ではこの鍋が最大。
ここは、素人の悲しい所。
ぐつぐつ沸騰している所にうどんを投入。
一気に水温が下がります。
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かなすい。
ゆで時間はうどんの太さ等による。
今回は8分前後。
ちょいと喰いながら決める。
よしよし・・・これくらいか?
ザルに上げ、流水で洗う。
氷水ならなおよし。
そして、よっく水を切ったら完成。
おっし、でけたど。
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だいたい、5kgで1,500円弱(送料入れて)なので、材料費は300円(1kg)+塩代。
5人前として、1食約60円なり。
ただ、結構な手間だ。
さあ、早速頂きましょう。
つゆはさすがに?市販品だ。
別に、作ってもいいんじゃが・・・
時間が無いの。
さてさて・・・・ズルズル・・・・
んまいね。
本当はもっと細麺にして、ゆで時間2~3分ってのを作りたいんだが。
パスタマシンの歯が壊れたんじゃ。
大阪の野田阪神駅に”戎屋”っていう立ち食い?のうどん屋があるのだ。
ここの、ザルうどんが旨いんだ。
ささめうどんと称して、蕎麦なみに?細いうどんなのだ。
無論、少しおおげさな表現だ。
しかし、到底うどんには見えない細さなのだ。
よくザルの大盛りを喰っていた。
ダシも良く出来ていた。
茹で加減が日によってムラがあったり、ダシの量が少ない時があったりと中途半端な部分はあったが、それを加味しても旨いと感じた。
暖かい系の商品はそんなに旨さは感じなかったな。
ま、好みの問題か?
これを何とか再現出来ないかと試行錯誤したもんだ。
ま、そればっかりやる時間も無いんだけれども。
悲しいねぇ~
やりたい事はたくさんあるのに時間が取れんね。

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