2月後半のタイリクスズキの手巻き寿司

“喰っちゃあいかんのか?” へようこそ!

今日の食材は 「タイリクスズキ」です。
タイリクスズキはスズキ目スズキ科スズキ属のお魚・・・か?

タイリクスズキは日本の魚ではない。
養殖魚として海外から持ち込まれた魚なのだ。

知っている人も多いのではなかろうか?
あちら産の魚は日本の魚に比べ成長が早いらしい。

養殖業者としたら成長が速い魚の方が出荷までのスパンが短くなりコストが軽減できる訳さ。

成長の遅い?日本のスズキなんて養殖しても利益が出ないのだろう。

だから、どこもかしこも?タイリクスズキを大量に?導入と相成ったのかぁ~?

しかし、スズキの需要ってそんなに高かったのだろうか?

スーパーの店頭ではあまり見かけないし、魚や刺身の本見たってそれほど盛んに使用されてる気がしない。

ちなみに、2017年6月17日の神港魚類入荷状況を見ると・・・・
天然スズキ:入荷数量77(キロか?)700円~1400円。

養殖スズキ:入荷数量44(キロか?)700円~1200円。
養殖タイ :入荷数量2136(キロか?)600円~1250円。

キロ単価と入荷量を見れば、その状況が分かる。

養殖スズキと養殖タイを比較してみると・・・
単価はそんなに変わらないのに、養殖タイの入荷量はスズキの48倍以上。

重要が高くて入荷量が少ない場合は単価が上がりますからね。
スズキは盛んに養殖してもそれほど利益は出ないような?気がしますね。

盛んに養殖されていた時期の養殖業者達は何を夢見ていたのでしょう?
とは言え、バブリーな時代でしたから様々な要因があった事でしょう。

さあ、売れないと分かってしまった業者達・・・・
このままエサを喰わせても金にならない・・・・・・

エサ代と人件費垂れ流し。

大量に市場に流せば更なる単価ダウンが待っている。
出荷サイズに達していなければ、もっと状況が悪い。

イケスを空けなければ他の魚を養殖する事は出来ない。
ちきしょう、どうすればいいんだぁ?

”逃がしてしまえ”(おいらの妄想)
”網が破れた事にして、逃がしてしまえ”(おいらの妄想)

”保険掛けてっから、事故扱いで保険金・・・”(おいらの妄想)
おいおい、それって保険金詐欺じゃね?(おいらの妄想)

海外から持ち込んだ養殖魚は日本で放ってはいかんのでは?

と、いう事で一時期、高知県西部や愛媛県の一部でタイリクスズキが異常に釣れ盛った。

なぜそのエリアだったのか?
そういう状況に追い込まれた漁業者が多かったのではなかろうか?

現場で作業する事こそ仕事だと思い込んでる人が多い業種だからか?(おいらの妄想)

机に向かってパソコンで頭脳労働する役職の人間に対し・・・・

「そんな事は仕事じゃない」

「そんな事は仕事が終わってからにしろ」(意味不明)

ようするに、作業=仕事な世界。

かと言って、プロの職人技って訳でもない。
頭脳労働しているヤツ=楽な仕事してるヤツ=気に入らない。

思考回路が????
一般的なビジネスでは、”作業=バイトの役割”

一緒になって作業なんてしてたら、「お前は暇なんか?」って言われる。
みんなで作業してたら、その会社は間違いなく潰れる。

自分で自分のクビを締めている事に気づいていない。
頭脳労働を重要な仕事と認識できない限り、大きな発展は無い。

と、いう事でタイリクスズキのお話です。
何?前置きが長い?

いつもの事じゃないか。
やんや言うでない。

さて、季節は2月後半。
もうすぐ3月って季節。

夕方にちょっと時間ができた。
ちょっとだけ松田川行くかい?

たまたま立ち寄った時の潮時は干潮。
ここは鉄道の橋の下付近さ。

左岸が深場になっている。
干潮時にはここに魚が集約されるのではないか?

さっそくルアーを投じる。

ルアーはタックルハウスのローリングベイトのリップレス。
なぜか人気があまり無い?ルアーだがおいらは好きだな。

使い手次第って感じがとても良い。
そして、さっそくGETだ。

やったね。

タイリクスズキは吻が短いのも特徴だ。
ふんふんっ。

若干痩せてるが気にしない。
喰えるモノは食すのじゃ。

その後、ワームでもGET。
この背中の目立つ斑点もタイリクスズキの特徴さ。

コイツは肉厚だね。
個体差がある。

釣り上げたタイリクスズキがベイトを吐き出した。
ここでは詳細は説明しませんが貴重な情報だ。

で、結局この日は5匹くらい釣ったかな?
すごいべ?

さて、さっそく捌いていきますか?
まな板の上のタイリクスズキ。

はい、斑点の様子。

まずはウロコを落とそう。

その後、頭を落とします。

内臓を除きます。
この中央の膜のような部分が浮き袋です。

脂が乗っている場合、この浮き袋の付け根周辺に脂肪が溜まります。
今回の個体はほぼ無しですな。

浮き袋を取り除き、中の血っ気をキレイに取り除きます。

さあ、3枚におろしていきましょう。

あ、それそれ。

はい、3枚おろし完了。

腹骨をすき取ります。

そして、皮を引き・・・・・

体側の骨を除きます。

はい、とりあえずお刺身です。

で、サク取りした翌日・・・・
こんなにあるよん。

だってたくさん釣れたんだもん。
もんもんっ。

さて、皮も喰いますかね?
いつものように、熱湯に10~12秒、そして冷水へGO。

この半ボイルの皮を2杯酢で和えます。
今回はさらにミョウガを加えます。

刻んで和えてみる。

無論、単なる思い付きじゃ。
失敗を恐れてはイケナイ・・・・・・・

はい、まぜまぜ・・・まぜまぜ・・・・
はいっ、出来た。

さあ、手巻き寿司を作るぞっ!
酢飯とを海苔に乗せ、タイリクスズキの刺身を乗せ・・・

シソやカイワレ大根もトッピング。

無論、皮の2杯酢和えも乗せる。
さあ、完成しましたよ。

それでは早速・・・・・
いっただっきもぁ~す!

もんぐもんぐ・・・・もんぐ・・・・
んまいっ!

タイリクスズキ自体はあっさりしてはいるが、複数の食材を合わせることにより美味しさを感じます。

普通のスズキとの味わいの違いは・・・・

違いは・・・・

違いは・・・・

違いは・・・・

違いは・・・・

違いは・・・・

・・・・・わかんないでち。
ウキッ!

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