喰っちゃあいかんのか? へようこそ!
今日の食材は「アカヤガラ」です。
アカヤガラはトゲウオ目 ヤガラ科の魚。
時折見かけるアカヤガラ。
値段が結構高いんですよね。
しかし、自分で調達するすべは無い。
現状では買うしか手段が無いんですな。
今回は○トー○ー▽ドーのコンセと思しき魚売り場で調達。
そのお値段1980円。
測っちゃあいないが、見た感じ体長90cmオーバー。
にしても、高いべ?
駅弁2個分と思えば安いと思える?
「このヤガラ頂戴・・・・」
「どのようにしますか?」
「そのまま頂戴」
「へ?そのままですか?」
かなり意表を突かれた様子。
あたふたとこのアカヤガラが入る袋を探しに行った。
ここのコンセのシステムは、魚を選んで袋に入れてもらい、バーコードのラベルを添付してもらって○トー○ー▽ドーのレジで精算なのだ。
調理を希望する場合、このラベルを貼る前に処理してくれる。
ま、おいらは頼まないけどね。
アカヤガラをそのまま持ちかえる客なんて今までいなかったのだろう。
何やら大きな袋を持って戻ってきた。
入りゃあ何でもいいのだ。
そして、レジで精算。
一升瓶用の袋を渡された。
Uの字に曲げてこの一升瓶用の袋に突っ込む。
アカヤガラを丸で買う客はかなり厄介者のようだ。
売場でおののかれ、レジで苦笑いされ・・・・
そんなに変か?おいらは。
こんなへんてこりんな魚は自分で解体したいもんだべ?
それが普通ではないのか?
そう、おいらが普通なのだ。
世の中がおかしくなっている。
はあ、このアカヤガラの全体像を撮影しようとしたのですが・・・
長すぎて、余計なものが写りすぎるんだな。
よって、全体像はありませぬ。
他のサイトでも見て。
何?無責任?
そうよん。
何を今更。
さあ、それでは観察しましょうか?
はい、顔?
はい、胸鰭。
はい、口。
はい、背鰭。
はい、尾鰭。
はい、尻鰭。
はい、腹鰭。
はい、エラ。
さて、解体開始しますか?
まず、頭を落とす。
もう!長いんじゃい。
ボディも長いので半分に切断。
無論、前後にじゃ。
分かっとる?
胸鰭の下付近のお腹側には平べったい骨がある。
お腹の保護の為だろうか?
取り除くと中は浮き袋のような構造。
お腹を割く・・・・
卵巣が見えますね。
内蔵は比較的シンプルです。
胃袋の中は消化されたものばかりで、何を喰っていたかは不明なり。
残念。
そして、きれいに洗浄。
身の付き方は左右に膨らんでおり、その部分だけ表現すればマゴチのような感じ。
3枚におろしてみる。
なんだか、背中側に細長い板状の骨が走っているよう。
取り除きながら捌く。
指先で骨のアタリを確かめながら捌く。
結構めんどい。
皮もはがしづらい。
大きく湾曲した体型なので、一発で決まらない。
こやつ、なかなかやるな。
そして、なんとかサク取り完了!
身に透明感が無い。
鮮度的には今一つか?
そんな感じだ。
そして、歩留まりはあまし良くないな。
さて、あとは適当に切りつけて握るのみ。
よいしょ、よいしょ・・
でけた・・・・・
ついでに、アラで味噌汁だ。
口先を切断しようとしたのですが・・・・
1ヵ所切れた以外は断念!
硬いワイ。
よって、口先は鍋から飛び出た状態じゃ。
かまわんっ!!
味噌は・・・何?ちょっとしか無いやんけ!
あれだけ基本的な調味料切らすなって言っておるのに。
ちっきしょうめ。
足りない部分は醤油とみりん、塩で調整じゃ。
うしお汁と味噌汁のハイブリットじゃ。
プリウス汁とでも呼ぶか?
よし、でけた。
アカヤガラの口先がとってもキュートじゃ。
さて、それでは頂きますかね。
まずは寿司から・・・
もんぐもんぐ・・・・普通じゃな。
わずかにアカヤガラの風味を感じるものの強い個性は無い。
鮮度の問題が大きいとは思うが、身に締まりは無い。
が、へニョヘニョとまではいかない。
そして味噌汁。
ずぴぴ・・・・・
ほう、こいつは旨い。
コクのある旨みを感じます。
加熱調理の方が旨いのかな?
一部を塩焼きにでもすりゃあ良かったな。
んごっ!!
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