“喰っちゃあいかんのか?” へようこそ!
今日の食材は 「小麦粉」です。
小麦はイネ目イネ科コムギ属の植物。
そう、気づきましたか?
ここは実は魚介類専門ではないのでございます。
知ってますよね?
へ?知らんかった?
良かったじゃないか、今回知る事が出来て。
やったなっ!
実はおいらは時折ウドンを作成するのだ。
なんか自分で作ってみたくなりません?
高価ってほどの材料費用でもなく、基本的に小麦粉と塩と水しか使わないんだよ?
すごいじゃないか!
やらずしてどうするっ!
と、言う事で今回はウドンのお話です。
本職の方や、趣味がウドン専門って方には到底かないませんが、こういうモノは自己満足の世界でも良いのでは?
だって、別にお客様に供する訳でもないですからね。
でだ、自分で作るメリットとして、好きなだけ食べれるって事がある。
だからね、やはり1kgくらいは一度に作りたいですよね?
そんな事ない?
だから、おおよそ1kgの粉を伸ばせる板状のものが必要だよね?
でもって、おおよそ1kgの粉を練る事ができる容器が必要だよね?
でもって、その生地を伸ばす為の棒が必要だよね?
どうする?
まずは板。
これはホームセンターで安い板を調達した。
食品加工に使っても問題ないのか?
深く考えていない・・・・
ふんっ!
で、容器は?
元々、家に転がっていたアルミ?のタライ?を使用。
一体何に使っていたのだろう?
さて、伸ばし棒はと。
これも、ホームセンターにあった丸い棒を調達。
お菓子作り用などの30cm程度の棒など、役に立たないのよね。
もっと小規模なら良いのかもね。
この丸い棒、目が少し粗い。
ま、いっか?
専門の道具を揃えても良いのかもしれないが、専門ってだけで若干高価になる事が多い、
その必要性を強く感じない限り、おいらの貧乏性が邪魔をするんだな。
ただ、現状、これらの装備でウドンは作れる。
あとはね。
パスタマシンなのだ。
たまにしか作らないおいらが、伸ばし棒で均一に伸ばしたり、一定の間隔で麺をカットできる訳が無かろう?
でも、専門の機器は当然ながら、超高価かつ規模がでかい。
以前は金属製のパスタマシンを使用していましたが・・・・・
ヤツには欠点がある。
それは・・・・・・
錆びるのである。
でもって、原則的に水洗い厳禁なのだ。
なぁ~ぜステンレスで作んないんだぁ~
って、いまだに思ふ。
なぜ錆びるのか?
だって、ウドンって塩水使うんだから。
金属のパスタマシンって想像するに塩を使わないのが前提ではなかろうか?
そんな中、水洗いできるパスタマシンを発見!
おんやぁ?
プラスチック製じゃないか?
しかし、他に選択肢が無かった。
当時の価格で8000円ちょっと。
ちなみにアマゾンだ。
なんだかちゃっちい感じだが、致し方あるまい。
実際、ちゃっちい。
まず、剛性感が低い。
生地をまともに伸ばす事は難しい。
だって、おもちゃみたいなプラスチックでっせ?
無理でしょ?
だから、ある程度までは頑張って生地を伸ばす必要があるね。
後はね、幅が狭い。
一般的な金属のパスタマシンと比較し、イメージ60%程度の幅だ。
だから、生地をある程度細長く切ってから、このマシンにかけなければならない。
エッジ部分の中途半端な部分のロスも大きい。
ま、喰うんだけどね。
無論、メリットがあるから使うんだ。
目標は昔よく喰ってた、野田阪神の駅にあった”ささめうどん”だ。
うどんとは思えない細いウドンだ。
ソバと勘違いしてしまいそうなウドンだった。
温かいウドンはさほど旨いとは思わなかった。
麺が細いが故に、温かい麺の食感は柔らかく、歯ごたえが無い。
しかし、これがザルうどんなどの冷たいウドンで食すと、程よい歯ごたえと淡い香りがとても心地よかった、
そして、深いコクのあるダシが個人的にとても好みな味わいだった。
ただ、茹で加減には日々ムラがあり、たまに茹ですぎ?と思える日もあった。
働いている人は恐らくパート従業員だったのだろう。
ちなみに、今はこの店はつぶれているらしい。
とても残念だ。
でだ、このプラスチックパスタマシン。
歯のタイプが3種類ある。
2mm、3mm、4mmとある。
この2mmが肝要なのだ。
ホントは1mmの歯が欲しい。
でもない。
しかし、手で伸ばし、刃物で2mmの細さの麺をおいらが打てる訳もない。
だから価値があるのだ。
はあぁ、何だか前置きが長くなったな。
いつもの事が?
せっかちさんは既にこのページに居ないかもしんない。
んもうっ!
あせっちゃダメよ♪
さあ、小麦粉はウドン専用を調達しています。
ここにたどり着くまでを語ると、さらに長くなるので割愛じゃ。
数年前までは紙袋だった袋がここ最近?はナイロン?の袋になっている。
ありがたい事に、チャック付きなのだ。
実は、これは貢献度が大きい。
おいらは毎日のようにウドンを打つ訳では無い。
どーしても保存って行為が発生する。
紙袋では密閉性が低いんだ。
で、どうなるかって言うと。
空気中の水分を吸収するんだ。
通常の加水率で生地をこねるとねちょねちょになる。
少しづつ粉を追加しながら加減しなければならない。
でもって、保管庫内のあやしげな水分を吸収していると考えると、食欲が失せるんだな。
それから考えれば、キッチリ?と密閉出来るこのチャック式はとてもありがたい存在なのだ。
ああ、ありがとう吉原食糧さん。
そうそう、小麦粉はこの吉原食糧さんから取り寄せております。
香川にある業者さんだ。
個人的に、5kg単位の注文をする。
さあ、それでは作業に入ろう。
まずは小麦粉の分量を量ろう。
今回は700gとする。
で、塩水状態で350gを準備。
加水率で50%だ。
塩分は14%にしてみた。
アルミのタライ?の中へ小麦粉を投入し、塩水を回していきます。
全体的に平均的に・・・
で、手でグリグリしながら、そぼろ状にしていきます。
ある程度まとめて、しばし待つ。
で、踏み込みするのだが・・・・
何らかの袋に入れて踏む。
さすがに、生地に直接裸足で触れる訳にも・・・・・
やりたい人はどんぞ。
自分で喰ってね。
生地を織り込んでは、踏むを繰り返します。
何回とか、何分とか人によって違う・・・・・・・
へ?おいら?
おいらは適当。
3分を5セットくらいかな?
ある程度踏み込んだら、丸くして・・・
上手に出来ませぬ。
そもそも、丸くせにゃならんのか?
といつも思う。
反対側向けて、ごまかしつつ寝かせる。
寝かせてる間に、ダシの準備だ。
ダシはその素材の高価さから、まったく勉強できていない。
市販のものを使用。
だが、なんかカツオが強いんだよね。
香料かもしれないのですが。
だから、これに昆布を投入し加熱してみる。
濃縮ダシだから、冷水&氷で冷やして使おう。
で、長時間の寝かしに待ちきれず伸ばす事に。
2時間くらいかな?
まずは、足で踏み込んで平らにしてから・・・
麺棒もどきで伸ばす。
ある程度生地が伸びたら、パスタマシンの幅に合わせてカット。
ちゃっちいとは言え、少しは伸ばし効果があるので、実際の幅より細めにカット。
この端っこの部分が麺を短くする訳ですな。
最終、切り落とし状態さ。
今回は3mmの歯を使用。
ほら、それなりのウドンが出来るでしょ?
少々基本から外れたって、喰えなくなるほどの失敗はありませぬ。
やっとここまで来ました!
大き目の鍋にお湯を沸かします。
出来る限り大き目を準備しましょう。
なぜって?
うどんを投入すると、水温が一気に下がるからです。
お湯が多ければ多いほど影響が少ない訳ですな。
考えなくても分かりますよね?
ああ、もっと大きな鍋が欲しい~
が、年に何度も使うものでも・・・・
あるわな?
魚を煮る時とか、鍋のサイズは小さくて丸のまま煮るのをあきらめた事はありませんか?
タケノコのあく抜きも丸のままできなかった事はありませんか?
ま、デメリットも多そうだけどね。
収納が邪魔だとか、でかすぎてシンクで洗いにくいとか、乾燥させる場所が無いなど・・・
はい、茹で時間はおおよそ5~6分にしてみた。
流水でヌメるものを洗い流して、ザル?に盛る。
刻み海苔を散らして完成。
このザル?は百均のもの。
雰囲気あるでしょ?
さあ、それでは早速・・・・・
いっただっきもぁ~す!
ちゅるちゅる・・・もんぐもんぐ・・・・・
んまいっ!
やや硬めの食感ではあるが、これはこれで心地よい。
淡く香る何らかの風味。
何がどうと表現しにくいが、満足じゃ。
うどんの長さにムラがあるのは、致し方なし。
やはり、うどん作りはやめられませんな。
ウキッ!
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