“喰っちゃあいかんのか?” へようこそ!
今日の食材は 「ヒラメ」です。
ヒラメはカレイ目ヒラメ科ヒラメ属の魚。
さて、ヒラメのお話だよ。
寒い時期にはヒラメを狙って出撃するんだが、今回のヒラメは4月中旬の獲物なのだ。
ここ高知県ではヒラメの産卵期は12~4月。
で、1~3月がメインらしい。
だとすれば、4月中旬は抱卵中か産卵後にあたる訳だね。
この時、おいらは福良川の河口でメタルジグを投げていた。
知る人ぞ知るダイワのファントムIIの60gだ。
狙う魚は・・・・
そう、エソである。
たまに大きなエソが釣れるのだ。
そんな中、何かが掛かった!
それなりの手ごたえだ。
おお、何かでかいのきちゃった。
そんな感じ。
無論、エソ狙いなんでタモ網など持っていない。
正確には車の中だ。
潮位が高めだったので、排水?用のコンクリの土管状の上に降り、グリップでキャッチ。
やったぞなもし。
ほくちん頑張った。
そのサイズ・・・・・
なんと80cmオーバー。
うっひゃぁ~!!!
いくら何でもでかすぎないか?
小物師のおいらはビビった。
でも、とてもうれしかったね。
どうせなら、ヒラメ狙ってる時に釣れてくれ・・・・
と、心の中で思った。
ココだけの話だぞうぅ~
みんな内緒にしちくれ。
で、袋にヒラメを入れ、帰宅。
小物師のおいらも、万が一に備え、車の中には大き目の袋を入れている。
はい、シンクの中に転がるヒラメちゃん。
どっ、どうした?
流血してるじゃないか?
何?おまいがやったんじゃないか?
へ?もうばれちゃった?
てへっ♡
なんだな、大きな獲物は釣る分にはいいが、一般家庭では処理がしにくい。
シンクのギリだし、いや若干オーバーしてるし、そんなでかいまな板無いしよ。
正確には長いのは持っている。
ウナギ用に。
さあ、まずはウロコを落としましょう。
ウロコ落としでガシガシしても良いのだが、魚がでかすぎるわ。
なもんで、飛び散らないように今回はウロコはそぎ落としてみた。
で、頭を落とし、内臓を抜き、キレイに洗う。
キレイに洗うんだぞっ!
で、では、おろしていきましょう~
まずは1枚目。
やはり、ヒラメのこの角度はそそりますね。
この、のっかてる感がとても良い。
で、表面が終わり・・・・・
裏面の処理が終わった・・・・
素晴らしい歩留まりではなかろうか?
カサゴとは違うね。
その後、腹骨&体側の骨を除き皮を引きます。
はいさ・・・・
ほいさ・・・・
はい、こちらが引いた皮でございます。
ヒラメは表と裏では身肉の色合いが違うよね。
見た目そのまんまで、表面は黒っぽく、裏面は明るい色合いをしている。
そういえば、オキザヨリもそんな感じだったね。
背側があからさまに黒っぽく、腹側は明るい色合いだった。
面白いもんだな。
ひとまず、サクの部分はキッチンペーパーに巻いて保管。
ヒラメのアラを適当にスプラッタ。
胃袋と肝臓をつまみ出し、胃袋はヌメリを除きます。
捨てたりはせぬわ。
ふんっ!
何?ヒラメの口の中が見たい?
おまい、覗き願望でもあるのか?
ヒラメの口の中見てコーフンすんのか?
よし、おまいの願望をおいらが叶えてあげよう!
はいっ!
ちょっと、ホラーな感じもするな。
何?ピンボケ?
つまらん突っ込みするでない。
小さいヤツじゃな。
で、ヒラメの頭も半分に割る。
あちゃっ!!
お腹すいたな、ちょっとオヤツでも喰うか・・・
ん?ポテチ?
そんなもんがある訳が無かろう?
オヤツと言ったら、ヒラメの肝臓だろう?
そうだろう?
と、言う事で表面の殺菌がてら一瞬熱湯にくぐらせた肝臓を食す。
半ボイル?いや、ほぼ生だね。
醤油で頂くとしよう。
で、では。
もんぐもんぐ・・・もんぐ・・・
ねっとりとした肝臓の味わい。
比較的上品、あくまで比較的だ。
さあ、作業を続けよう。
ヒラメの皮を軽く湯引きして刻む。
ヒラメの胃袋を軽くボイルして刻む。
でもって、ボールで合わせる。
「あぁ~まぜちゃダメぇ~~~」
って、聞こえませんでしたか?
何?聞こえた?
おっ、おまい病気だぞ。
病院行ってこい。
おいらには聞こえんかった。
ここでポン酢を作成。
酢と醤油と塩&かんきつ系。
だたそれだけ。
市販のポン酢は香料臭くて個人的にダメ。
値段も高いし、こちらが欲しい塩分より低い。
だから、自作さ。
たいした事はしない。
さっきの材料を混ぜるだけ。
1:2:0.5 & 柑橘だ。
個人的には、魚介にはスダチが最高だと思っている。
塩の0.5はMAX量だ。
かなりの高塩分が欲しい時の量。
お刺身のつけ汁にする場合とかですね。
味見をしながら加えるのがいいかも。
使用シーンに合わせて調整しよう。
みんな覚えているかい?
この割合は叫ぶんだぞ?
さあ、みんなで空に向かって叫ぼう!
「いったい~にぃ~たいぃ~れ~てん~ごぉ~~~~~!!!!」
ちゃんと叫んだかい?
何?叫んだ?
嘘つきめっ!
でだ、作成したポン酢とボールに入れた具材を混ぜ合わせる。
器に盛りつけて、完成。
はあ、はあ・・・疲れたな。
おっと、ヒラメのサクを忘れてたな。
やはり、お刺身だよね?
さあ、切りつけよう!
えっさ、ほいさっ・・・・
で、でけた。
やあ、んまぞうでち♪
まずはお刺身からっ。
いっただっきもぁ~す!
もんぐもんぐ・・・・もんぐ・・・・
おいちい♡
旬と言われる季節を超えてはいるが、このヒラメはおいちい。
まだまだ大量にあるから喰い放題だなん。
お次は・・・・・
胃袋と皮のポン酢和え。
それでは早速・・・・・・
いっただっきもぁ~す!
もんぐもんぐ・・・・もんぐ・・・・
んまいっ!
何だろう?
この食感と風味、とても淡い脂の味わい。
これを美味しいと感じるのはなぜだろう?
アメリカ人とかが喰っても、んまいと思える旨さなのだろうか?
と、いつも思う。
あ、それを言ったら刺身もそうだよね?
んごっ!
後日ではあるが、ヒラメの頭は焼き物に。
思ったより、喰うとこあります。
その他のアラは唐揚げに。
元がでかかったので、ヒレをボリボリ喰う事はできずだ。
サクの一部はお寿司に。
お寿司は、すりおろしショウガ、ユカリ、粉末コンブをかまして握りました。
無論、興味本位で色々やってみたのだ。
ショウガは水っぽく、ユカリはサリザリした食感、粉末コンプはねっとり。
やはり、ワサビかもみじおろしがいいね。
でも、それなりに楽しめましたよ。
こりゃ喰えないって事はありません。
ちなみに、赤いのは別件のクロマグロでございます。
それぞれ美味しく頂きました。
大きな魚を最後まで喰いつくすのは、エネルギーを使うもんだな。
ウキッ!
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