“喰っちゃあいかんのか?” へようこそ!
今日の食材は 「トビウオ」です。
トビウオはダツ目トビウオ科ハマトビウオ属の魚。
まあ、色々使っていきますが、ここでは便宜上トビウオとする。
今回のトビウオは、大月町の道の駅で発見!
そのお値段、5匹くらいで100円。
へ?ひゃくえん?
と、言う事で3袋購入。
でも300円なのだ。
関西や関東在住時代には決して実現する事が無かったお値段。
まあ、当たり前だけれども。
1匹20円くらいだから、都市部では実現できないだろう。
ねえ?某商品部さん?
トビウオと書きましたが、正確には良く分かりません。
もしかしたら、ハマトビウオなのかもしんない。
よくわからないんだ。
申し訳ない。
もし、誰か特定できるなら連絡くださいませ。内容修正しますよ。
さあ、特徴的な魚を入手したら?
そう、観察ですよね?
「ほらっ、早く返事なさいっ!!」
「か・・・観察・・したい・・です・・・」
「何?聞こえないわよっ!!」
「観察したいですっ!!!」
よろしい、先へ進もう。
まずは、全体像。
ふっくらしてますね。
こんなおデブちゃんで飛べるのかしら?
はい、これが胸鰭です。
生きた状態ではないので、裂けてますね。
はい、尾鰭。
下の方が長いのが特徴。
はい、背鰭。
はい、尻鰭と腹鰭。
腹鰭も長いね。
気づいた人がいるだろうか?
そう、観察した個体にはウロコが無いのだ。
新種か?
いや、観察前に落としちゃったんだ。
ごめんよぉ~
と、言う事で頭を落とし・・・・・
落とした頭も取っとく。
お腹に切れ目を入れ・・・・・・・
お腹の中を良く洗おう。
歯ブラシ等で血っ気の無いように。
処理しにくいから、腹鰭は切り落としました。
はい、3枚おろし完了。
背骨は取っとく。
腹骨をすき取る。
体側の骨を除きます。
その残骸も取っとく。
背骨達と合流。
でもって、塩を施し・・・・・
およそ、1時間後。
水が出てますね。
軽く流して、水気を取る。
で、清酢と和えて放置。
さあ、放置している間にオヤビッチャの処理だ。
大月町では狙えばそれなりに釣れる。
スズメダイの仲間の中では比較的大きい。
シマシマの魚だが、問題なく喰えます。
オヤビッチャだっちゃ!!
まずは良く洗い、ある程度ヌメリを落とそう。
ウロコを落とし、頭も落とす。
お腹の中をよく洗います。
その後、3枚におろします。
腹骨をすき取り・・・・
体側の骨を除きます。
これを熱湯にくぐらせ冷却!
冷たいかぁ~冷たいのんかぁ~
ウキッ!
ふぅ~・・・・
適当に刻んでおこう。
さあ、続いて子メジナの処理だ。
小さくたって、メジナなんだぞうぅ~
近所の岸壁で釣ったんだ。
ふんっ!
まずはヌメリとウロコを落とします。
その後、頭を落とします。
お腹の中の血っ気をよく取り除こう。
アラも取っとく。
3枚におろし・・・・
腹骨をすき取ります。
皮を引き・・・
体側の骨を除きます。
一応、アラは取っとく。
下処理した身肉を適当に刻む。
で、ショウガ・・・
をすりおろしたモノと醤油で和える。
はい、こんな感じ。
でもって、皮付きのオヤビッチャも・・・
おろしショウガと醤油で和える。
さて、そろそろ酢で〆たトビウオの処理を再開しよう。
水気を切ろう。
水気を切った〆トビウオの皮を引きます。
はい、こんな感じになりました。
キッチンペーパーやタオル等で水気を除いておきましょう。
見てくれは何だが・・・・
気にするなっ!
さあ、3種の魚の下処理は終わった。
盛り付けていきましょう。
酢飯にそれぞれを盛り付けていく。
そして、刻んだキュウリと刻み海苔を乗せて完成だ。長かったぞなもし。
これに、みりんと醤油を1:1で合わせたものをかけ回します。
さあ、それでは早速・・・・
いっただっきもぁ~す!
もんぐもんぐ・・・もんぐ・・・・
んまいっ!
脂の乗った魚達ではないが、それぞれ淡く個性を感じる。
身近な小物達や安価な魚でも美味しく頂けるのだ。
しかし何だ、作るのに結構な手間が掛かったが、喰い尽すのはあっという間だな。
お外での食事や、お惣菜、加工食品など、そのお値段は材料費もさることながら手間の価値もあるのだ。
その他のイニシャルコストやランニングコストもあるだろう。
その対価が商品のお値段となるのだ。
魚は丸の状態から、料理が出来るまでの工程をすべて自分でやると相当な手間だ。
基本的に自分ひとりで完結させますから。
こういう事をやりたい人しかやりませんよね?
お金のある人はその対価を払って飲食店で食事をする方がいいだろう。
ただ、飲食店では提供していないものを食べる事は出来ない。
趣味的に自分で作る人はそれを味わえるのだ。
自己満足だって話もあるが、自己満足の何が悪いんだ?
自己満足すら得られない人間の遠吠えにしか聞こえんな。
んごっ!
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