晩秋の1日寝かせたスズキの刺身

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喰っちゃあいかんのか? へようこそ!
今日の食材は 「スズキ」です。
スズキはスズキ目スズキ科のお魚。
季節は11月。
晩秋はスズキのルアーフィッシングの最盛期。
アユの住む河川では落ちアユをキワードとした釣りが展開されます。
この時期、おいらもスズキを追っています。
でも、基本ヘタクソなんで、条件を極力絞って狙いたい。
スズキは河川内にも問題無く出現します。
とある河川・・・・
非常に水深の浅い堰があるのです。
恐らく満潮にならないと魚が入って来れない。
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満潮時の潮位は200cmは欲しいところ。
そして、この場所まで行くのに足場が悪い箇所を通過します。
だから、足元が目視できる光量が必要。
撤収するタイミングで明るく無ければ危ない。
水量が増えると危なくて来れない。
スズキは日中は釣れにくい。
出来ればマズメ時がいい。
となると、釣行タイミングは絞られる。
と言うか、わずかしかない。
このわずかなチャンスに用事や仕事が入ったら・・・・
ストレス100万倍!
と、言う事でこの場所には2年間で3回程度しか出撃出来てない。
でもね、HIT率は100%だ。
すごいべ?
3回だけど。
さて、そんな場所に遡上してきたスズキちゃんが今回の食材。
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捕獲時間は17:30頃です。
下処理開始は・・・早朝4:00前なのら。
い、いや、なに・・・他にも釣りものがあって・・・
やんや言うでない。
で、いつものように刺身にするだけなんだけれどもね。
さて、まずはウロコを落とそう。
巨大な場合、包丁でそぎ落とした方が楽かもしれない。
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今回はウロコ取りを使用。
頭を落とし、内臓を取り、よく洗います。
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3枚におろし・・・・
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腹骨をすき・・・・・
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皮を引きます。
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キレイな血合い模様ですなぁ。
少し削ぎ切って醤油を付けて味見・・・・
んまい・・・・
しかし、これを提供するのは晩御飯なんだよね。
なんだか勿体ない。
だからって、朝4時に家族をたたき起こして”旨いから今喰えっ!!”って訳にもいくまい?
あああ・・スズキちゃんのサクは夕方までおねんね。
んごぉ~
さて、夕食準備だ。
早朝に捌いたサクの体側の骨を取り、切りつけ。
評論家さんの大好きな1日寝かせた刺身の完成だ。
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それでは、さっそく・・・・
いっただっきもぁ~す!
もんぐもんぐ・・・・もんぐ・・・・
んん~~
早朝に喰った時の弾力はもうそこには無い。
別に旨み倍増って訳でもない。
やはり、丸一日ってのは寝かせ過ぎなんだよね。
刺身はテクスチャも重要だ。
魚種や季節、保存状態なんかでも違ってくるのかも知れないけれど。
少なくとも、今回のスズキは早朝に喰った方が格段にんまかったな。
ま、言ってもマズイ訳ではありませぬ。
着臭0%なスズキですもの。
ちなみに、寝かせ過ぎた場合、塩と酢で〆るとんまいよ。
それで寿司でも握れば贅沢な気分になれます。

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