8月後半の四万十川産マゴチの海鮮丼

“喰っちゃあいかんのか?” へようこそ!

今日の食材は 「マゴチ」です。
マゴチはスズキ目コチ科コチ属の魚。

さあ、またマゴチのお話です。
この年はマゴチに良く出会ったんだな。

今回のマゴチは四万十川でアカメを狙っていた時に外道で釣れたもの。

場所は、昔観光船が係留されていた場所から少し下流。
HITルアーはタックルハウスのM168。

細見ではあるが、17cm近い大きなルアーだ。
こんなルアーにも喰ってくるんだなん。

周辺は潮の干満の影響を受けるエリアなので、河川内とはいえ汽水域。
でも、M168は比較的浮力が強く潜航深度はそんなに深くない。

泳いでいる層は淡水の影響が強いのではないかと思ふ。
マゴチも実は汽水域を好むのかも知れない。

ちなみに、夜釣りにて釣獲。
夜でも捕食する事が分かる。

周辺に明るいライトは無く、ほぼ月明かりも無い状態さ。
ありきたりな理屈で語る事は出来まへんな。

さて、それでは処理していきましょうかね?
処理は釣獲した翌日でございます。

まな板の上のマゴチちゃん。
まな板のサイズは45cm。

だから、このマゴチのサイズは60cmくらいかな?
そんなもんだ、んだんだ。

まずはウロコを落とそう。
ガシガシ・・・・

そして、頭ををとします。
まずは、腹側から胸鰭の付け根付近から包丁を入れます。

でもって、左右からも包丁を入れ、極力肉が残るようにカットします。

画像の緑っぽい玉は恐らく胆嚢だな。
潰すと緑黄色っぽい汁が出るあれだ。

白く長く見えるのは胃袋だな。
胃袋は丈夫な筋肉でできている。

キレイに洗えば、湯引きして喰ったり味噌汁に放り込んだりして食せばコリコリと心地よい食感を楽しめます。

まあ、口の中でとろけるようなもんしか喰わない人にはお奨めはしませぬ。

ふんっ!

唐突だが、おいらはマゴチの尾鰭のデザインが好き。

ま、だから何なんだって話なんだが・・・・・
内臓を取り除いたら、

お腹の中を良く洗おう!

血っ気があると、身肉に血が移りますからね。
で、3枚におろして行きますよ。

この時もまだ腹骨周辺の骨の構造を把握しきっていなかったので悩みながら骨のある部分を撤去!

むふぅ~・・・・
なんとかサク取り完了だぞ。

こちらにパーツ毎の素材がございます~

サクは軽く塩を振って寝かせます。
ねぇ~むぅ~れぇ~よぉ~いぃ~こぉ~よぉ~

んごぉ~~~~~~~

アラの部分はから揚げにしましょう。
ふんふんっ♪

カマの部分は特別だ。

これらは塩水に漬けておこう。
海水より少し塩辛いくらいかな?

今回は20分くらいで引き上げて水気を切ります。
でもって、片栗粉をまとわせ・・・・

油で揚げれば完成!

さあ、そろそろ塩をしたサクに起きてもらいましょうかね。

おいっ!起きろっ!
もう3時間も寝てるぞっ。

んごっ?

こんなによだれ垂らしやがって・・・
いや、単に浸透圧の問題で脱水しただけだな。

何か吸収するもん敷いときゃよかった。
ふんっ!

キッチンペーパーで水気を切ります。
あらよっと・・・

さ、マゴチの塩〆のサクを切りつけ、皿に並べませう。

海鮮丼のタレは醤油とみりんを1:1で合わせただけさ。
別にアルコールを飛ばさなくても違和感はありませぬ。

今日はシソも準備したぞ!
なんと贅沢なっ!

なぁ~んてね。
この時期、庭にわんさと生えとるワイ。

寿司飯をよそって、シソを敷いて、マゴチの刺身をのっけて、先ほど作成したタレをかけ回します。

ワサビも乗っけてみた。
さあ、完成だ!

それでは早速・・・・・

いっただっきもぁ~す!
もんぐもんぐ・・・・・もんぐ・・・・

んまいっ!

何と言いますか、じんわりと旨みのある食感も心地よい白身魚の味わいに酢飯の香りとタレのバランスが程よい。

シソやワサビのアクセントを加えながら食せば、飽きる事なくお腹いっぱい食べられます。

材料さえ豊富にあれば沢山食べれるのが個人作成の醍醐味さ。

何?金さえ払えばいくらでも頼める?
なんじゃと?

ど、どうせおいらは貧乏だいっ!

しかしだね、仮に金持ちになっても同じ事やってる気がする。
単に魚釣ったり、いじるのが好きなだけだからね。

んごっ!

おっと、から揚げ喰うの忘れてたな。
では、あらためて・・・

いっただっきもぁ~す!
もんぐもんぐ・・・・・もんぐ・・・・

うんむ、おいちい♡

身肉部分は引き締まった感じで食感がある。
各ヒレはポリポリと香ばしく最高だ。

これはビールが飲みたくなりますな!
ヒレは揚げたてを食べよう!

時間が経つと水分が戻ってきてポリポリ感がなくなるよ。

ウキッ!

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