晩秋の下ノ加江川で釣獲した抱卵したボラの握り

“喰っちゃあいかんのか?” へようこそ!

今日の食材は 「ボラ」です。
ボラはボラ目ボラ科ボラ属の魚。

あああ・・・
またボラのお話です。

そう、おいらはボラが大好き♡
キレイな水域で太ったボラを見つけたら脊髄反射的に捕獲してしまう。

と、いう事でボラです。
今回の獲物は下ノ加江川で調達したモノ。

季節は晩秋。

下ノ加江川はとてもキレイな河川でございます。
スズキも釣れるので、夕方の満潮を目指して現地へ向かいます。

でもって、準備を始める前に川の状況を確認!
おおお・・・ボラが居るではないか?

さっそく1本頂く。
いや、もっと頂きたいがイザ狙うとなかなか手こずるもんなんだ。

しかも、夕暮れがせまる。
行かねばならない・・・・スズキを狙いに。

ま、1本獲れたから良しとしよう。

さあ、それでは早速さばいていきましょう!
シンクに転がるボラちゃん。

美味しそうでしょ?
何?そうは見えない?

おまい、眼科に行った方がいいぞ。

そう言えばボラのこの部分を紹介した事ありませんでしたね?

ほら、ココ。
胸鰭の付け根に突起みたいなモノがあるでしょ?

あるんですよ、こんな部分が。
まあ、だから何なんだって話なんですがね。

何か得した気分になりませんか?
何?ならないじゃと?

そうだろう、そうだろう。
おいらもそう思う。

で?今回は何を作るのか?
いや、タイトルに書いてるから分かるべ?

何?分からない?
おまい、小学校から学びなおした方がいいぞ。

そんなおまいに言って・・いや、書いてやろう。
寿司だ、握り寿司だ。

寿司が喰いたいんじゃぁ~
何?寿司屋に行けじゃと?

そんな金は無いんじゃぁ~
へ?回転寿司なら行けるだと?

そ、そんな金も無いんじゃぁ~
あうあうぅ~~~

いや、自分で調達した魚で寿司を作って喰いたいんじゃっ!!
やんや言うでない。

さ、まずはウロコを落とします。
いつもの作業ですね。

で、頭を落とします。
ちょっと黄色い部分が見えますな。

丁寧にお腹を開くと・・・・
卵巣がありますぅ~

皆さんよく知るカラスミの原料ですね。
まあ、ココを覗きに来る人には知らない人はいないだろう。

黄色いのですよ、この卵巣。
レモン色と言っても過言ではない。

ホントに。

卵巣を丁寧に取り除きます。
こんな感じでいいか?

おお、たまにテレビで見るヤツと一緒だ。
コイツは今回はここまで。

最も、後日登場するかどうかは・・・内緒だ。
ふんっ!

内臓を除いた後のお腹の中は・・・・
脂は乗ってませんな。

抱卵したボラでも超のつく大型になると、かなり脂の乗った個体も存在する。
過去の経験では70cmクラスの個体がそうだった。

卵巣もどでかかったが、相当に脂が乗っていた。
んまかった♡

普通に釣り回るくらいではめったに遭遇しない。
サンプルが少ないので、絶対に脂ギッシュとは断言できませんがね。

今回のボラはそんな個体ではありませぬ。
さあ、血っ気を除こう。

そして、3枚におろします。

腹骨をすき取り・・・

体側の骨を抜きます。
何度も記しますが、数本しかありません。

でもって、皮を引く。
ボラの皮は微妙に弱く、よく失敗します。

でも、気にしない~
何が悪いのさぁ~

ちょちょっと削ればいいじゃない?
さて、少しお刺身で頂きましょう。

もんぐもんぐ・・・もんぐ・・・・
おいちい♪

捕獲から24時間くらい経過しています。
そんな状態です。

いろんな状態の魚を食してくると、同じ魚種でも捕獲から食卓に上がるまでの状況、また季節や地域によって味わいが違う事が分かる。

1度の体験で全てを語る事は出来ない。

では、寿司用に切りつけていきましょう。
えっさほいさっ!

さあ、握っていきますよ。
あ、いや、ソコではなくてだね。

ん?何?真面目にやれ?
真面目にやったら面白くないでしょ?

おいら、真面目に真面目でない文書を書いてるんだよん。
真面目でしょ?

あはっ。

さあ、出来上がってきましたよ。
まずは1皿目。

何?美しくない?

だって、素人だもの、見てくれは二の次さ。
出来ないとも言う。

はい、2皿目。

はい、3皿目。

何のヒネリもない単なるボラの握りさ。
ほぼ喰い放題だ。

さあ、それでは早速・・・・
いっただっきもぁ~す!

もんぐもんぐ・・・・もんぐ・・・・
んまいっ!

普通の白身魚の味わい。
ガツンと来るボラたる特徴は無い。

目隠しして喰ったら、ボラかなぁ?
って分かる程度の風味だ。

決して汚濁エリアのボラで真似をしてはならない。

んごっ!

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