ミドリイガイの蒸し物

ミドリイガイ (4).jpg ミドリイガイ (1).jpg
喰っちゃあいかんのか? へようこそ!
今日の食材は 「ミドリイガイ」です。
ミドリイガイはイガイ目イガイ科の2枚貝。
ムラサキイガイ同様に外来種のようだ。
「インド洋、西大西洋、ペルシャ湾を原産地とする」byウィキペディア~っと。
宿毛湾の生簀まわりで仕事してると、その海中部分のロープやフロートの裏側なんかにくっ付いているのだ。
ちなみに、我々は養殖イケスを”小割(こわり)”と呼ぶ。
覚えておきなさい・・・うっほん!
今回は、食材として持ち帰ってみた。
いままで、ムラサキイガイの変わり種と思っていたのだが、調べてみると種類が違った。
ミドリイガイって言うのか・・・ふむふむ・・・
知らんかったな。
ミドリイガイ (2).jpg
やや南方系のようで、あまり低水温では生きられないようだ。
おいらの住んでいる近所の海は冬場でも17℃程度だ。
問題ないようね。
まいったか?
さあ、さっそく調理だ!
と、言ってもこれだけ・・・・・んごっ!
ミドリイガイ (1).jpg
さて、今回は蒸してみよう。
調味はいらない。
それは、貝が海水を含んでいるから・・・・・
これが大阪湾奥や東京湾奥だったら・・・どうするよ?
さ、できあがったよん。
見てみようかの?
おや、中身は小さい・・・・
ちんちくりんではないか。
ミドリイガイ (4).jpg
ま、そういうもんなのだろう。
ホントか?
貝の肉から出てるタワシみたいなヤツは、足糸(そくし)と言います。
これで、障害物にくっつくのだ。
別に喰ってもいいのだが・・・
食い物に感じないので、喰う時に撤去じゃ・・・ウキっ!
さあ、早速頂こう。
もんぐもんぐ・・・・・・
普通・・・より少しんまい。
絶品ではないが、あったらまた回収だ。
ところで、2枚貝のたぐい。
たまに毒化する。
麻痺性貝毒で渦鞭毛藻類などから産生されるらしい。
厚生労働省の「自然毒のリスクプロファイル」では・・・・
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/animal_09.html
「麻痺性貝中毒に対する有効な治療法や解毒剤は今のところない」の文言がある。
※自然毒のリスクプロファイル:二枚貝:麻痺性貝毒
自然の貝を喰う時は・・・・・覚悟されたし。

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