養殖小型マダイの握り

養殖マダイの握り (8).jpg 養殖マダイの握り (9).jpg
喰っちゃあいかんのか? へようこそ!
今日の食材は 「マダイ」です。
マダイはスズキ目タイ科マダイ属の魚。
そう、店頭でもよく見かけるマダイです。
今回のマダイは、養殖マダイです。
養殖マダイの握り .JPG
しかも、小型かつ変形なのら。
養殖魚の変形が、海洋汚染が原因と思っている人はいるのだろうか?
もし、そんな考えを持っているなら、それは誤りである。
ちょいと間、マダイの種苗生産に関わってきたおいらが言うんだから間違いない。
変形は孵化から幼魚になるまでの間の様々な要因やストレスによって発生するのだ。
だから、種苗生産業者は複数回の選別作業を行う。
サイズ別に振り分け、かつその場で変形個体をハネる。
しかし、人の手で選別を行う為、100%変形をハネるのは難しい。
だから、成魚を育成する養殖業者に渡った後、さらに選別する事が多い。
細かくは、病気対策のワクチンを打つ際に選別も実施等、色々ある。
ワクチンもタダでは無く、人手もかかる為、打たない場合もある。
経費対効果の天秤だ。
変形は、小型の内は分かりにくい場合もある。
成長につれ、顕著になっていく。
最終は、出荷作業の時にハネる。
このハネた変形マダイは場合により、生産者の食卓へ上る。
これは、種苗生産者でも同じ。
今回のマダイは、そんな選別時にハネられた個体なのら。
ちなみに、おでこがせり出したような変形個体は成長が良い。
見た目を気にせず成長率だけ考えたら、この変形だけ集めたら相当いいように思えた。
実験した事は無いので、どういう結果になるのかは不明。
と言う事で、またもらいものさ。
さあ、ウロコを落とそう。
養殖マダイの握り (1).jpg
頭を落とし、内臓を抜き、キレイに洗います。
養殖マダイの握り (2).jpg
ひたすら3枚におろし・・・・・
養殖マダイの握り (3).jpg
ひたすら腹骨をすき・・・・・
養殖マダイの握り (4).jpg
熱湯にくぐらせ、冷水へ・・・
養殖マダイの握り (5).jpg
水気を取り除き・・・
養殖マダイの握り (6).jpg 養殖マダイの握り (7).jpg
冷蔵庫へ入れ、寝かす。
だって、今日は他の魚が沢山あるんだもん。
これは、翌日に寿司にするの。
そして、翌日・・・・
体側の骨をすきとり、片身を開いて大ぶりのまま握ってみた。
養殖マダイの握り (8).jpg
でかすぎたか?
いっそ、切り離せば良かったな。
腹側の小さな部分は2個単位で握る。
養殖マダイの握り (9).jpg
こっちの方がビジュアル的にいいね。
さあ、さっそく頂きましょう!
いっただっきもあぁ~す。
もんぐもんぐ・・・もんぐ・・・
おいちい・・・・・
小さくてもマダイだ。
しかし、小型な分少しあっさりしている。
握るなら、昆布締めとかすると一層んまかろう。
もしかしたら、養殖魚ならではの旨さかもしんない。
んごっ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

小型養殖マダイあれこれ

小型養殖マダイあれこれ (10).jpg 小型養殖マダイあれこれ (5).jpg
喰っちゃあいかんのか? へようこそ!
今日の食材は 「マダイ」です。
マダイはスズキ目タイ科のお魚。
昨年の3月中旬のお話・・・・
てぇへんだ!てぇへんだ!
マダイが入れ食いらしいぞ!
なんだ?そりゃ?
入れ食いって言っても・・・・・
で?何枚くらい釣れたの?
30kgくらいかな?
へ?何?その単位の表現は?
ほとんど漁師の世界ではないか。
見に行くと、たくさんの釣り師が竿を出している。
大型クーラー満タン・・・以上。
はみ出てます。
まさに入れ食い。
1投1尾どころか、1投2尾とか。
こりゃぁ、どう考えても・・・・
養殖マダイ大解放~
そのサイズは800gMAXくらいのサイズ。
そんなに大きくは無い。
しかし、手のひらレベルではありません。
あまりに人だらけなので、夕方に出直し。
多少釣り人が減った所で早速釣り開始。
とりあえずメタルジグを投げる。
しかし、ゴツゴツ当たって来るもののなかなか掛りません。
ヘタクソめ。
しかし、そんなヘタなおいらにも・・・
はい、釣れた。
小型養殖マダイあれこれ (1).jpg
ホイ、釣れた。
小型養殖マダイあれこれ (2).jpg
って感じで、これだけ釣れた。
3時間も釣っていない。
小型養殖マダイあれこれ (3).jpg
十二分に満足のいく釣果だが、周辺はもっと凄まじかった。
あまり釣ってもね、んまい状態で食い尽くせない。
クーラー満タン状態の人は近所に配ったりするそうな。
とりあえず、晩御飯に刺身にするべ。
小型養殖マダイあれこれ (4).jpg
その後も数日釣れ続いた。
おいらも刺身の為に夕マズメの1時間程度ルアーを投じた。
はい、釣れました。
小型養殖マダイあれこれ (5).jpg
はい、釣れました。
小型養殖マダイあれこれ (9).jpg
で、基本刺身で頂き・・・・・
小型養殖マダイあれこれ (10).jpg
カマと腹身のから揚げや・・・・
小型養殖マダイあれこれ (11).jpg
アラ煮や・・・
小型養殖マダイあれこれ (8).jpg 小型養殖マダイあれこれ (12).jpg
てんぷら等・・・
小型養殖マダイあれこれ (7).jpg
で、頂きましたとさ。
さて、このマダイ達。
やはり、養殖の網が何らかの要因により破損し、逃げ出した個体だった模様。
その数、3万尾・・・・っていう噂。
人から聞いた話なので、ホントかどうか知らない。
その味わいは・・・
思ったほど脂が乗って無かった。
と、いうより全然乗ってなかった。
超あっさり。
マダイの種苗生産の現場では、選別作業の際に変形個体は取り除きます。
選別の際にハネられるので、ハネと呼んでましたね。
この手のひら弱のハネをたまに持って帰って喰ってましたが、小型のクセに脂がかなり乗ってました。
運動量が少ない環境下で、少しでも大きく成長させる為に給餌してますから。
しかし、今回のマダイは脂っ気なし。
不思議だね。
餌止めでもしてたのでしょうか?
んごっ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です