”喰っちゃあいかんのか?” へようこそ!
今日の食材も「ナマズ」です。
ナマズはナマズ目ナマズ科ナマズ属の魚。
ナマズは旨いが、淡水魚です。
淡水魚の生食はリスク付きです。
もちろんそれは寄生虫。
その魚の生息環境がきれい/汚いの問題ではないです。
ナマズの場合、顎口虫のたぐい。
顎口虫症は人が顎口虫の幼虫が寄生した中間宿主を生食することにより感染する疾病。
顎口虫は本来、終宿主であるイヌやネコ、ブタなどの哺乳動物の胃壁などで成虫となるのですが、人の体内では成虫になることができず、幼虫のまま皮下を移動し続け移動性の浮腫などの症状を引き起こします。
顎口虫には、日本顎口虫、有棘顎口虫、剛棘顎口虫、ドロレス顎口虫などがいます。
これらの顎口虫は一般にイヌやネコそれにブタやイタチの胃や食道の壁に寄生します。
中間宿主としてライギョ、フナ、コイ、ドジョウ、ナマズ、ヘビなどに寄生。
やっかいなことに筋肉中にいるらしい・・・
内臓をきれいに取れば済むわけではない。
成虫は赤みを帯びた太く短い寄生虫で長さ1~5cmほどらしいです。
1980年代以降には、輸入されたドジョウの「踊り食い」で剛棘顎口虫に罹った例がこれまでに約100件報告されているそうな。
最近10年間でも、国内産のドジョウや淡水魚が原因となった例として、日本顎口虫症が10件、ドロレス顎口虫症は20件ほどが報告されているそう。
ちなみに、渓流の魚もドロレス顎口虫の危険があります。
そして、感染してしまうと外科的摘出を受ける以外に有効な治療法がありません。
そして摘出は困難であるとされています。
んん~危険じゃ。
覚悟は出来ましたか?
コメントを残す