クリスマスイブの高知県産キジハタの高鮮度なお刺身

“喰っちゃあいかんのか?” へようこそ!

今日の食材は 「キジハタ」です。
キジハタはスズキ目ハタ科アカハタ属の魚。

さあ、キジハタのお話だよ。
実は、高知県に移住するまでキジハタにはあまり縁が無かった。

ガキの頃に下関の岸壁で釣って以来、釣りでは出会えていなかった。

下関の岸壁は現在、侵入禁止ばかりで、もはや釣り場としての魅力はほぼ無い。

この話自体が既に数年前の話。
最も、おいらが下関に戻る事は無いだろう。

キジハタは個人的に瀬戸内に多いイメージだな。

どちらかと言えば、貧栄養状態かつ、瀬戸内より海水温の高い高知県西部には居ないと思っていた。

が、たまに釣れるんだよね。
ただ、狙って釣れる気はしない。

現在、高知県西部に住んでいるのですが、複数種のハタが釣れます。
無論、岸壁等でのお気楽な場所での話。

オオモンハタ、ヤミハタ、ヤイトハタ、チャイロマルハタ、小型のクエ、稀に小さなスジアラ。そして、キジハタだ。

沖磯に渡ったり、船で沖に行けばさらに種類が増えたり、良い型のハタが釣れる事だろう。

内湾系?の魚は生息していない。
カレイの類やメバル、アイナメは釣れないのだ。

くうぅ~・・・
アイナメとか、イシガレイとか喰いたい!

小型のアイナメの唐揚げとか喰いたいな。
最後に喰ったのはいつだったか・・・

今回のキジハタは近所の岸壁で釣った獲物だ。
どのくらい近所かって言うと、自宅から徒歩30秒くらい。

もう近所っていうか、すぐそこ。
でもね、さほど釣れる場所ではございませぬ。

釣れる魚より、無くすルアーの方が多いのだ。
でも、すぐそこだから散歩感覚でルアーを投じる事が出来るのであります。

メインルアーは無論、百均ジグであります。
ここは、沖は砂地で、足元に捨て石が組まれている。

水深はやたらとある。
40gのジグフルキャストで着底まで40~50秒。

深いでしょ?
でもね、深いだけで釣れないのだ。

足元の捨て石周辺にわずかながらに魚が付いている。
感触的に、この捨て石、なかなかの急斜面だ。

根掛かり多発地帯。
でも、ここを攻めないと獲物に出会えない。

さあ、魚は掛かるだろか?
夕刻のちょっとした時間、ルアーを投じる。

あ、ちなみに今日はクリスマスイブだ。
クリスマスイブと言えば、釣りだべ?

クリスマスイブの夜は、新鮮なお魚を刺身で食べてお祝いする日だべ?

へ?違うの?

サンタさんって、釣り具くれる人じゃなかったっけ?

へ?違うの?

そういえば、我が実家の家庭は「釣りなんかやめてしまえ」的な事しか言わんかったな。

そんなクズな環境だった。

父親がそんな思考回路だったが、母親も反論しなかったから同罪だ。

ガキの頃、夕まず目にのみメバルが釣れる場所を発見したんだ。

水深のある場所で、胴付き仕掛けで、オモリから1本目の針までの長さを取り、海底から1.5~2mの位置を生きエビで狙う釣りだ。

十分に妄想し、その妄想に合わせた仕掛けを作ったのだ。
エサも確保したので、あとは出撃あるのみ。

さあ、出発だっ!

って時に・・・
「晩ごはん食べてから行きなさい」

はあぁ?

おまい、夕まず目の瞬間の価値が分かっているのか?

1食抜いたら、おいらは死ぬのか?
帰ってきてから喰えばいいだけでは?

論理的思考を持たないクズには理解できないのだ。

結果、日は沈みメバルは釣れなかった。
子供の頃から、おいらの生きる目標の一つが、この腐った環境から離れる事だった。

こんな所にいたら、狭い視野に感情論でしか語れない無能になってしまう。
要するに、学ぶところが無いのだ。

何も、暴力や貧困だけが生きづらい環境ではない。
親だからと言って、全てを受け入れる必要など無い。

尊敬できる親御さんがいる家庭は、立派な家庭だと思います。
感謝しましょう。

おおっと、横道にそれましたね。

結果は・・・・
はいっ、ヤミハタ。

元々大きくならない種ではあるが・・・・
さすがにリリース。

そして・・・・

やりましたっ!
キジハタが釣れた!

これで、クリスマスイブを過ごせますね?

さあ、それでは・・・・
観察しましょうねっ!

はいっ! 全体像。

はいっ! 第一背鰭。

はいっ! 第二背鰭。

はいっ! 尾鰭。

はいっ! 尻鰭。

はいっ! 腹鰭。

はいっ! 胸鰭。

はいっ! 顔。

はいっ! 口。
いきがってバス持ちすんなよ、怪我すんぞ。

はいっ! エラ。

隅から隅までごらん頂けましたか?

んもうっ!

エッチなんだからっ♪

ちなみにだね。
体のそこかしこに、白っぽい斑紋がある。

イカリムシでも刺さってたのかな?
少し前の話なんで、覚えていない。

ま、食すにはあまり影響しないので無視だな。
ムシの話だけに・・・・

おっ、おいっ!
ここ笑う所だぞ!

みんな笑うが良い~
ひゃっひゃっひゃっひゃっ~~~

なんだ、おまい、笑い方おかしいぞっ!

何?いいから先へ進め?
話が長いだと?

だから何だよ?

頼むから先へ進んでくれ?
分かった、頼まれちゃあ仕方ないな。

さあ、まずはウロコを落とそう。
細かいところまで落とすには、金タワシが便利だ。

百均のモノで十分だぞ。
落としにくい腹鰭まわりや、頭の周辺も丁寧に処理できる。

ただ、色素的な?ものも削り取るようで、体表の模様的なモノは無くなる。

頭を落とし・・・・・

内臓を抜き、お腹の中をよく洗おう。
背側の血っ気は歯ブラシ等でこすりましょう。

徹底する事も無いかも知れない。
でも、身肉に血っ気が移ったらヤだもんね。

途中、肝臓をオヤツとして喰らう。

ん、まあ、こんなもんか?
はい、2枚おろし。

はい、3枚おろし。

腹骨をそぎ落とし、体側の骨は骨抜きで抜いてみた。

だって、喰うとこ減るじゃん?
で、皮を引き、サク取り完了。

キレイな白身だね。
薄目に切りつけて完成!

釣ってから、2時間経過だ。

世の中、寝かす寝かすとうるさいが、逆にここまで高鮮度な魚を喰った事があるのだろうか?

生食は食感も味わいの要素だ。

状態によって、それぞれの味わいがある。
何が一番って、好みの問題だろう。

さあ、それでは早速・・・・・
いっただっきもぁ~すっ!

もんぐもんぐ・・・もんぐ・・・

おいちい♪

プリプリした食感、淡く香る風味。
世の中、この風味を感じられない人もいるみたい。

鮮度の良い魚は味が無いっていう人ね。
もう、その味覚が改善する事もないかもね。

メリークリスマ~ス♪

ウキッ!

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