7月初旬の河川内の黒鯛の刺身

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喰っちゃあいかんのか? へようこそ!
今日の食材は 「クロダイ」です。
クロダイはスズキ目タイ科クロダイ族の魚。
子供の頃は憧れの魚でしたね。
釣り人として。
独特の縞模様、いぶし銀、完全にシルバーでも無く淡くブルーのようなグリーンのような色合いも混じる。
なかなかカッコいい魚だ。
そして、色んな場所に生息する。
潮通しの良い磯から汚ならしい湾奥まで幅広く生息。
さすがに黒潮がガンガンにぶち当たるような場所にはいないようだが、それでも色んな場所に出現する事は間違いない。
このクロダイ、淡水域にも侵入する。
淡水エリアへの侵入はキチヌのイメージが強いが、クロダイも侵入する。
個人的には、潮汐の影響のある場所での体験だが、それでも味覚的に完全に淡水な場所。
和歌山県の日高川でも釣ったな。
その時は晩秋だったけど。
恐らく、落ちアユを喰いに上ってきたのだろう。
この時のクロダイは刺身にして喰ったが、イマイチだった。
鮮度があーだこーだ以前に旨みの少ない個体だった。
もしかしたら、淡水に侵入した個体はイマイチなのかもしれない。
体の中の浸透圧調整の影響だろうか?
で、今回の獲物は松田川の堰の下付近で釣獲したもの。
ここはある程度潮汐の影響を受ける場所。
イメージ1m以上潮汐の影響を受けて水面が上下する。
季節は7月初旬。
この時、河川は降雨の為、多少増水していた。
河川が増水すると、いろんな生き物達が流される。
その流された生き物達を捕食しようとフィッシュイーター達が河川を遡る。
無論、淡水魚もいるが浸透圧調整が可能な海水魚も遡上してくる。
そして、捕食しやすい場所に待機し流れ来る獲物を待ち構えるのだ。
魚達はハイテンションに違いない。
そんな魚の待機場所とルアーの投入点が重なれば・・・・・
”ガンッ!!”
めでたくHITとなる。
この時はスズキ系狙いだったが、クロダイがHIT。
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サイズは1kg前後ってところだろう。
生きてる時のクロダイは美しいね。
水族館で泳いでいる魚でもなく、鮮魚でもない釣り上げられた直後の生きた魚は独特の趣がある。
さあ、おいらはリリースなんてしない。
喰う為に持ち帰るのだ。
シンクに転がるクロダイ
すでにあの美しさは無い。
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鮮魚と化してますな。
釣獲後、1日経っている状態。
さあ、まずはウロコを落とそう。
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そして、頭を落とし・・・・
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3枚におろします。
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腹骨をすき・・・
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皮を引く。
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今回は体側の骨は骨抜きで抜いてみた。
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そして、適当にに切り付けて完成!
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それでは早速・・・・・
いっただっきもぁ~す!
もんぐもんぐ・・・・もんぐ・・・・
ふん、あっさりしてますね。
脂は乗ってません。
元々タンパクな魚って事もあるが味わいは淡い。
皮付で造りにすれば良かったな。
ちなみに、クロダイの味わいは産地や季節等によって個体差が激しいから数回の体験で全ては語れませんよ。
ウキッ!

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