痩せたクロダイの刺身

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喰っちゃあいかんのか? へようこそ!
今日の食材は 「クロダイ」です。
クロダイはタイ科クロダイ属の魚。
クロダイは、西日本ではチヌと呼ばれる。
関東では、小型の個体をその大きさによって、チンチンとかカイズとか呼ばれるらしい。
少なくとも、ものの本にはそう書いてあった。
ほんとにチンチンとか呼んでるのか?
ちなみに、下関ではおおよそ30㎝未満の個体はメイタと呼ばれていた。メイタ→チヌの流れ。
子供の頃、釣りの分野ではあこがれの魚で、頑張って狙ったもんだ。
しかし、基本ヘタクソなので、40㎝ちょいの1kgくらいが限界だった。
今回の獲物は、10月のとある海水の影響の濃い河川内で釣獲したもの。小さな水門のあるポイント。
雨の後、この水門の水量が上がり、これに魚が着くのだ。
水門は足元にあり、足場から水門までの高さは2m程度。
比較的お気軽に狙える場所で、楽チンなのら。
でも、障害物が多少あるので沈むルアーで狙う場合、視界に頼った操作が必要。
だから、夜間は狙いにくい。
よって、夕方から日没までのわずかな時間を狙います。
メリハリのある釣りなのがとってもステキ。
基本は小型のヒラスズキ狙いなのですが、今回はクロダイがHIT!
しかも、50cm。
でも1.9kgしかなかった。
そう、痩せているの。
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頭はいかついね。
やはり、生命維持には食べる事が最も重要なのだろう。
さて、そんな痩せたクロダイではあるが、ペラペラって程でもない。
喰ってしまおう!
さあ、早速処理して行きましょう。
まずはウロコを落とします。
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首を落とし、内臓を抜きます。
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キレイに洗います。
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で、3枚におろします。
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腹骨をそぎ取り・・・・
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皮を引きます。
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先回のスズキ同様に、脂乗ってませんって感じ。
体側の骨をすきとり、切りつけ。
さあ、完成だい。
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個人的な経験からすると、クロダイは身のへたりが早い。
かなりの鮮度が無いと、身に歯ごたえが無くなる。
テクスチャ重視で考えるなら、釣獲後、数時間以内がいい。
時間の経ったものは松皮造り等の皮も一緒に喰う方法が良いと思う。
さて、それでは頂きましょうかね。
もんぐもんぐ・・・もんぐ・・・
あっさりしている。
脂が乗って無い以上のあっさり具合だね。
今回の個体の栄養状態があまり良くないからかも知れない。
しかし、不味いって所までは行かないんだな。
でも、タバコとかで味覚が鈍ってる人には味わいを感じないかもしんない。
それくらい、微妙な味わいなのだ。
やはり、太った個体の方が旨い。
んごっ!

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