喰っちゃあいかんのか? へようこそ!
今日の食材は 「コイ」です。
コイは、コイ目コイ科の魚。
コイは日本各地に生息しています。
比較的汚染にも強く、コ汚い河川にもおりますです。
そんな身近なコイですが、その分布は移植によるものらしい。
琵琶湖など、ごく一部のコイのみ自然分布だとかなんとか・・・
テレビでやってた。
意外と奥深いんだなん。
コイは、肝吸虫の中間宿主となっており、生食は危険なのら。
さすがのおいらも生食しない。
ネット上の情報?を見ていると、養殖のコイは大丈夫だとの書き込みが多い。
果たして、そうなのだろうか?
コイヘルペスが蔓延した際に、霞ヶ浦のコイ養殖現場の映像があったが、霞ヶ浦の一部に網を張って、その中で養殖を行っていた。
自然環境と隔離されているとは言えない環境。
基本的に養殖用飼料を与えているから、野生のコイと比べれば通常の食物連鎖から切れているようにも思える。
しかし、給餌飼料以外、一切口に出来ない訳では無い。
肝吸虫に感染している可能性は否定できないと個人的に思う。
調査した訳では無いから、あくまで個人的意見だ。
もっとも、業界的にはしてほしく無いだろう。
多くのサンプル調査で寄生虫感染が0だったら、安全性を全面にだしてアピールできる。
しかし、その逆だったら?
だから、今後も調査される事は無いだろう。
飲食店であっても、淡水魚の生食は自己責任さ。
最終的には、確率的な話になろう。
ちょっと古そうな?資料ですが、こんなものがあったので、参考までに。
http://www.kiseichu.org/Documents/J2-12-392.pdf
さて、そんなコイちゃん。
一般にドロ臭い個体が多い。
無論、生息環境によります。
ドロ臭くないコイは結構おいしいのだ。
だから、おいらは喰う為にコイを釣りに行きます。
今回は4月に行ってみた。
他の釣りとの調整上、この時期になっちゃった。
産卵期ではないか。
この時期のコイちゃんは岸際でバシャバシャやってる。
そう、やっているのら。
いやん ♡
だから、おいしそうなエサを放りこんでも見向きもしない。
だから釣れない・・・・
ん?誰じゃ、腕が悪いと言うヤツは・・・
その通りじゃ。
うっほんっ!
しかし、神様がおいらにコイを食べなさいと言ってくれたの。
え?ほんとに喰っちもいいのんか?
と、言う事で何とコイに針が引っ掛かったのら。
無論、口では無いボディに・・・・
そして、何とか食材をGET!
やったね。
1匹で十分さ。
さあ、コイを捌こう!
持ち帰ったコイは、まだ生きています。
淡水魚は活けが原則。
今回も無事に活けで調達できた。
ちょっと、サイズがデカイが・・・・
サイズを選べないのが釣獲スタイル。
今回は甘酢あんかけにしよう。
無論、このクソでかいコイを丸揚げにする訳ではござらん。
まずは、ウロコを落とす。
今回は包丁でそぎ落としました。
難しくは無いですよん。
やってみてごらん。
頭を落とし、お腹を開けます。
お腹の中は発達した卵巣。
産卵期ですもん。
コイツも頂きます。
内臓を抜き、キレイに洗います。
3枚におろし・・・・
腹骨をすきます。
で、皮を引きます。
コイ独特の身肉と血合いの色合いですな。
骨が気にならないように薄めにそぎ切るか?
コイがでかいせいもあって、骨も太い。
ちなみに、コイは身肉中にY字状の骨が埋もれております。
これさえ無ければ・・・・・
いっそ、抜いちゃうか?
そぎ切った後なら抜けるべ?
で、抜いてみた。
・・・・やるんじゃねかった。
異常に時間が掛かる。
やりかけた限りはやりましたよワタクシ。
えらいべ?
だれか褒めち。
出来れば、カワイイお姉ちゃんに褒めちほちいな♪
ついでに、各部位も適当にぶった切っておいた。
さて、揚げる準備をしながら、あんかけの準備をしよう。
もらったタケノコ。
ニンジン、タマネギ。
そして長ネギ・・の青い部分。
白い部分は白髪ネギにして使用。
ニンジンは下ゆでしとくか。
で、適当に炒める。
その後、甘酢を投入し馴染ませる。
調味料は、酢、砂糖、醤油、鶏がらスープ。
最後に水溶き片栗粉。
風味付けにゴマ油をちょっち加える。
無論、画像などはないっ。
ごめんなちゃうぃ~~~~~~!!!
ウキッ!
昔、鶏がらスープが無かったので、本だしを使った事がある。
失敗だった・・・・
決して甘酢あんかけに本だしを使わないように・・・
へ?言われなくても使わない?
な、なんじゃと?
おいらがまるでアホみたいじゃないかっ!
おいらはアホでは無いぞ。
永遠の好青年なのら。
さて、コイを揚げていきましょうかね。
片栗粉をまぶして揚げていきます。
ついでに、ヒレやら、皮やら、カマの部分などを揚げる。
肉片が揚がったら、皿に盛り・・
甘酢あんをかける。
白髪ネギをのせ、庭に生えてる三つ葉をのせてみた。
完成だっ!
他の唐揚げもあるど。
今回は下味無しなので、塩かポン酢で頂くのら。
そ、それでは・・・・
甘酢あんかけから・・・頂きますっ。
もんぐもんぐ・・・もんぐ・・・
ちと硬いな。
薄切りにしたもんで、水分飛び過ぎ。
ちょっち失敗か?
しかし、味に問題は無い。
おいちい。
して、ヒレの唐揚げ・・・
ポリポリ・・・
んまいっ!
文句なしっ。
で、周辺部位の唐揚げ・・・
もんぐもんぐ・・・
お、おいちいっ!
カマの部分とか非常においちい。
しかし、皮は・・・・
揚げ時間が短かったな。
ねちょねちょする。
しっかり水分を飛ばさないとダメだね。
はぁ~、んまいにゃん。
誰じゃ?コイは不味いと言うヤツは。
そりゃあ、調達環境と調理の腕が悪いからじゃ。
んごっ!
コイの味噌汁他
喰っちゃあいかんのか? へようこそ!
今日の食材は 「コイ」です。
そう、先回の続きです。
まだコイのアラや卵巣が残ってますもの。
とりあえず、アラは味噌汁にでもしよう。
魚はコイに限らずヌメリがある。
このヌメリは生臭みにつながる・・・・と思い込んでいる。
実際に中途半端な処理をすると、多少クセが出るように感じる。
そして、料理に白くヌメリが浮いていたら、ちょっと頂けない。
魚を捌いている時にヌメリをある程度取り除きたい時、金タワシをよく使用します。
体表や、割った頭の内側(要は口の中周辺)など。
水で流しながら、シャカシャカと金タワシでこすってやると良く落ちます。
そして、アラなどの調理で、さらに上品に仕上げたい時は、熱湯にくぐらせるか、熱湯をかける。
その後は余熱を除く為、冷水に落とします。
すると、ヌメリはその表面に白く固まります。
これをキレイに取り除いてやります。
ナマズのヌメリさえイチコロです。
むかしは丸ごとドッポンと熱湯にくぐらせてから、おろしたりしてました。
ただ、時間が長すぎると、皮が茹でました状態になるので注意が必要ですね。
捌く特、皮がボロボロと崩れ、やっちまった感が・・・・
ウロコのある魚の場合、熱湯にくぐらせた後、取り残したウロコなどを丁寧に取り除けば食べる時、口の中にウロコが残らず美味しく頂けます。
ただし・・・当然、その分時間が掛かります。
そりゃそうだ。
今回は金タワシでよくこすってあるので、そこまではしない。
そして、コイの顔まわりにはウロコはありませんし。
そのまま鍋に入れ、何回か水で流した後、水を張り加熱開始だ。
煮立ったら、アクを取り除き、味噌を溶いて完成。
器によそい、三つ葉を乗せてみた。
それは、庭に生えてるから・・・・
そして、卵巣。
ソボロにしよう。
生の状態の膜は見た目はなんだ・・その・・結構・・・な感じ。
この膜を、取り除けるだけ取り除いて鍋に入れ、何度か水で流す。
その後、浸るくらい水を張り、調味料を入れていきます。
調味料は、醤油、みりん、砂糖。
適当に入れる。
その後、沸騰させ、味見を行い微調整。
アクを取り除きながら水分を飛ばしていきます。
水を加えるのは、このアク取りの為。
下ゆでして、アクを取り除いてから調味してもいい。
少し味が抜ける気もしますけれども。
焦がさないように、まぜまぜしながら加熱しましょう。
膜が残っていれば取り除きます。
はい、出来上がり。
ついでに、腹身の部分を串に刺して焼いてみた。
単に塩焼きさ。
ちょっと、小料理風にしてみた。
木の芽味噌みたいなもんを塗ってもいいかもしんない。
でも、そこまでしない。
代わりに、木の芽を乗せてみた・・・
さあ、さっそく頂いてみましょう!
まずは味噌汁から・・・
ずぴぴぴ・・
ふん・・・・
海水魚とは異なる味わい。
何と言うか、ダシにシャープさが無い。
角の無い味わい。
丸みを帯びた味わいとでも言うか?
冬場なら、体が温ったまるぅ~って感じ。
しかし今、4月やし。
いや、この記事内の季節はね。
少しアクセントが欲しい。
で、では・・卵のソボロを・・・
もんぐもんぐ・・・もんぐ・・・
ふん、昔作った時と同じ。
やや歯応えがあります。
いたって普通な味わい。
朝食にでもご飯に乗せてたべよう。
で、串焼き。
もんぐもんぐ・・・もんぐ・・・
脂乗ってない。
産卵期の為かな?
しっかりした身質の食感。
海水魚とは少し違うが、白身魚の味わい。
コイだからって言う特徴を感じませんね。
なんか普通な感じ。
特別感が無いっ!
んごっ!
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