土建屋がかなり入った5月後半の下ノ加江川産クロダイの柿の葉寿司

“喰っちゃあいかんのか?” へようこそ!

今日の食材は 「クロダイ」です。
クロダイはスズキ目タイ科クロダイ属の魚。

西日本エリアでの生活が長いおいら的には、クロダイって言うよりチヌって言った方が馴染む。

だから、これ以降はチヌと表現するっ!
異論は認めぬ。

ふんっ!

今回のチヌは下ノ加江川にて釣獲した獲物でございます。

先回のスズキの釣獲から少し時間が経過している。
下ノ加江川の様子はエライ事になっていました。

あ~あ~、ひどいもんだ。
恐ろしい。

関心のある方なら血の気が引く状況です。

ここまで河川を叩きのめしてやる工事って、どんな価値があるのだろうね?

こんな光景を見たら、釣りを諦めたくなりますよね?

でもね、おいらはしつこいんだ。
意地で周辺を探り回ったのさ。

で、無事に魚をGETだ。
まあまあのサイズのチヌを釣ったのよん。

すごいべ?

ちょっとヤセ気味?な気もするが貴重なたんぱく源だ。

でね、でね、今回はね柿の葉寿司ってもんを作ってみたいと思ふ。

昔、どこかの新幹線の駅だか、空港だかで買って喰った記憶がある。
どうやら、奈良県が主な産地らしい。

基本、押し寿司的な味わいなのだが、何らかの風味があるのだ。

それが、柿の葉の効果なのかどうか?
それは分からない。

今は新幹線や空港とは無縁の世界に居るんだな。
懐かしいなん。

さっそく捌いていきましょう!

シンクに転がるおチヌ様。
ヤセ気味ではあるが、頭はしっかりしています。

魚の生命線は頭にあるのだろう。
だって、捕食しないと生きていけませんからね。

だからエサが減ったとしても、痩せていくのは頭以外から。

骨格的な状態もあるのだろうけどね。
あくまで、個人的な妄想でございます。

さあ、まずはウロコを落としましょう。

頭を落とします。

何か肝臓がドス黒い気がしますな。

お腹の中には中途半端な生殖腺が見えます。
季節的には産卵後だよね。

じゃあ、これは今後どうなる予定だったのだろう?

栄養として吸収されるとか?
そんな感じだろうか?

今回は廃棄だ。

お腹の中の浮袋をはがすと、背側に血っ気があります。

これを歯ブラシ等でキレイに取り除きます。

気にならない方は別にこの作業は不要だろう。
大した問題では無い。

2枚におろし・・・・

3枚におろします。

で、腹骨をすき取ります。

その後、皮を引きます。

体側の骨を除いたら、サク取り完了。

塩を施し、しばし放置するよ。

トレーに雑誌を敷き・・・

キッチンペーパーを乗せた所へ載せます。

上からも水が出るので、上にもキッチンぺーパーを乗せておきます。

さて、寝かせている間にチヌのアラを焼いていきましょう。

その前に、皆さんにチヌの口を紹介だ。
はい、上あご。

はい、下あご。

先っぽの方は犬歯状、奥側は臼歯状になっています。
硬い貝などもゴリゴリとかみ砕きますよ。

一方で、魚食性もありルアーでも釣れたりします。

って言うか、今回もルアーでの釣獲だし。

大型の生きた個体に噛まれると、それなりに痛いのよ。

犬歯が指に食い込むと、若干の流血がある程度だ。

はい、頭を割りました。
カマの部分もヒレをカット。

その他アラと合流。

塩を振って、魚焼きグリルで焼きます。
はい、こんな感じ。

もうね、喰ってしまいましょう!
もんぐもんぐ・・・もんぐ・・・・

おいちい♡

スズキに負けず劣らず、頭のまわりはゼラチン質が多い。
少し冷めると、部位によってゴリゴリとした食感がある。

部位によてはネトネトだ。
ご飯が進みますな。

さて、塩して寝かせていたチヌの様子を確認しよう。
1時間くらい経過しました。

ふむふむ。

色合いが少し変わりましたね。
塩を洗い流し、水気を切って清酢に漬けていきます。

時折、裏返しつつ・・・・

1時間程度で引き上げ、キッチンペーパーで巻き、寝かせます。

全体に馴染ませる為、翌日まで放置。

その間に、柿の葉を採取。
裏庭に渋柿の木があるのよ。

柿の葉をキレイに洗います。

で、水気を切る。

葉の上下をカット。

1日寝かせた酢〆のチヌ。

中身は・・・・
こんな感じ。

で、それっぽくカットだ。

酢飯をやや水分多めに作成し、酢〆チヌを柿の葉に巻いていく。

いびつなのは、初めてだから・・・・
初めてなのぉ、やさしくして ♡

んごっ!

そして、重しを乗せて寝かせます。
重しはダンベル12kgなり。

6時間ほど経過しました。

さあ、早速いただきましょう!
もんぐもんぐ・・・もんぐ・・・

ふん、普通だな。
特に柿の葉の風味は無いね。

酢飯が柔らかい。
そりゃ、そういう風に作ったからね。

もう1日寝かすか?
念のため?冷蔵庫にて保存。

さあ、翌日だ。

それでは、早速・・・・・
いっただっきもぁ~す!

もんぐもんぐ・・・・もんぐ・・・
普通だ、普通の押し寿司だ。

柿の葉の香りなどありませんね。
あれかな、使用する柿の葉も選ばないとダメなのかも。

でもね、押し寿司的に普通においちい。
今回のチヌには脂は乗ってなかったので、サッパリしています。

携帯性も良く、食べる時に箸もいらないし、手も汚れにくい。
お弁当にピッタリじゃないか?

いや、冷却状態で持ち運びできる場合ね。

と、言う事で、柿の葉だったら何でも良い訳では無い事を学んだのであった。

普通に〆チヌとしても頂きました。
あっさりした味わいで、ワサビが良く効きます。

くぅ~・・・おいちい♡

ウキッ!

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