“喰っちゃあいかんのか?” へようこそ!
今日の食材は 「クロダイ」です。
クロダイはスズキ目タイ科クロダイ属の魚。
西日本エリアでの生活が長いおいら的には、クロダイって言うよりチヌって言った方が馴染む。
だから、これ以降はチヌと表現するっ!
異論は認めぬ。
ふんっ!
今回のチヌは下ノ加江川にて釣獲した獲物でございます。
先回のスズキの釣獲から少し時間が経過している。
下ノ加江川の様子はエライ事になっていました。
あ~あ~、ひどいもんだ。
恐ろしい。
関心のある方なら血の気が引く状況です。
ここまで河川を叩きのめしてやる工事って、どんな価値があるのだろうね?
こんな光景を見たら、釣りを諦めたくなりますよね?
でもね、おいらはしつこいんだ。
意地で周辺を探り回ったのさ。
で、無事に魚をGETだ。
まあまあのサイズのチヌを釣ったのよん。
すごいべ?
ちょっとヤセ気味?な気もするが貴重なたんぱく源だ。
でね、でね、今回はね柿の葉寿司ってもんを作ってみたいと思ふ。
昔、どこかの新幹線の駅だか、空港だかで買って喰った記憶がある。
どうやら、奈良県が主な産地らしい。
基本、押し寿司的な味わいなのだが、何らかの風味があるのだ。
それが、柿の葉の効果なのかどうか?
それは分からない。
今は新幹線や空港とは無縁の世界に居るんだな。
懐かしいなん。
さっそく捌いていきましょう!
シンクに転がるおチヌ様。
ヤセ気味ではあるが、頭はしっかりしています。
魚の生命線は頭にあるのだろう。
だって、捕食しないと生きていけませんからね。
だからエサが減ったとしても、痩せていくのは頭以外から。
骨格的な状態もあるのだろうけどね。
あくまで、個人的な妄想でございます。
さあ、まずはウロコを落としましょう。
頭を落とします。
何か肝臓がドス黒い気がしますな。
お腹の中には中途半端な生殖腺が見えます。
季節的には産卵後だよね。
じゃあ、これは今後どうなる予定だったのだろう?
栄養として吸収されるとか?
そんな感じだろうか?
今回は廃棄だ。
お腹の中の浮袋をはがすと、背側に血っ気があります。
これを歯ブラシ等でキレイに取り除きます。
気にならない方は別にこの作業は不要だろう。
大した問題では無い。
2枚におろし・・・・
3枚におろします。
で、腹骨をすき取ります。
その後、皮を引きます。
体側の骨を除いたら、サク取り完了。
塩を施し、しばし放置するよ。
トレーに雑誌を敷き・・・
キッチンペーパーを乗せた所へ載せます。
上からも水が出るので、上にもキッチンぺーパーを乗せておきます。
さて、寝かせている間にチヌのアラを焼いていきましょう。
その前に、皆さんにチヌの口を紹介だ。
はい、上あご。
はい、下あご。
先っぽの方は犬歯状、奥側は臼歯状になっています。
硬い貝などもゴリゴリとかみ砕きますよ。
一方で、魚食性もありルアーでも釣れたりします。
って言うか、今回もルアーでの釣獲だし。
大型の生きた個体に噛まれると、それなりに痛いのよ。
犬歯が指に食い込むと、若干の流血がある程度だ。
はい、頭を割りました。
カマの部分もヒレをカット。
その他アラと合流。
塩を振って、魚焼きグリルで焼きます。
はい、こんな感じ。
もうね、喰ってしまいましょう!
もんぐもんぐ・・・もんぐ・・・・
おいちい♡
スズキに負けず劣らず、頭のまわりはゼラチン質が多い。
少し冷めると、部位によってゴリゴリとした食感がある。
部位によてはネトネトだ。
ご飯が進みますな。
さて、塩して寝かせていたチヌの様子を確認しよう。
1時間くらい経過しました。
ふむふむ。
色合いが少し変わりましたね。
塩を洗い流し、水気を切って清酢に漬けていきます。
時折、裏返しつつ・・・・
1時間程度で引き上げ、キッチンペーパーで巻き、寝かせます。
全体に馴染ませる為、翌日まで放置。
その間に、柿の葉を採取。
裏庭に渋柿の木があるのよ。
柿の葉をキレイに洗います。
で、水気を切る。
葉の上下をカット。
1日寝かせた酢〆のチヌ。
中身は・・・・
こんな感じ。
で、それっぽくカットだ。
酢飯をやや水分多めに作成し、酢〆チヌを柿の葉に巻いていく。
いびつなのは、初めてだから・・・・
初めてなのぉ、やさしくして ♡
んごっ!
そして、重しを乗せて寝かせます。
重しはダンベル12kgなり。
6時間ほど経過しました。
さあ、早速いただきましょう!
もんぐもんぐ・・・もんぐ・・・
ふん、普通だな。
特に柿の葉の風味は無いね。
酢飯が柔らかい。
そりゃ、そういう風に作ったからね。
もう1日寝かすか?
念のため?冷蔵庫にて保存。
さあ、翌日だ。
それでは、早速・・・・・
いっただっきもぁ~す!
もんぐもんぐ・・・・もんぐ・・・
普通だ、普通の押し寿司だ。
柿の葉の香りなどありませんね。
あれかな、使用する柿の葉も選ばないとダメなのかも。
でもね、押し寿司的に普通においちい。
今回のチヌには脂は乗ってなかったので、サッパリしています。
携帯性も良く、食べる時に箸もいらないし、手も汚れにくい。
お弁当にピッタリじゃないか?
いや、冷却状態で持ち運びできる場合ね。
と、言う事で、柿の葉だったら何でも良い訳では無い事を学んだのであった。
普通に〆チヌとしても頂きました。
あっさりした味わいで、ワサビが良く効きます。
くぅ~・・・おいちい♡
ウキッ!
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