”喰っちゃあいかんのか?” へようこそ!
今日の食材は 「シマアジ」です。
シマアジはスズキ目アジ科シマアジ属の魚。
シマアジ以外も登場するが、シマアジとしておこう。
さて、今回の食材は頂き物です。
調達元は下関の唐〇市場だ。
数年前に唐〇市場を覗いた時はとても安いとは思えない価格だったね。
時期は1月で、産卵後の痩せた活けのスズキを高値で売り付けようとしてきた。
「活きがいいでしょう~」
そりゃ活けだから当たり前だよね?
このおいらにガリったスズキを売りつけるとはね。
聞けばキロ1000円との事。
見た目2.5kgってところ。
2500円か・・・
「高いぞコノヤロウ!!」
と、どなり散らしてやりました!
・・・・・・・・
・・・・・・
なあ~んて事する訳がなかろう?
おいらは紳士なのら。
懇切丁寧に色々と説明してやろうかとも思ったが、やめといた。
唐〇市場にはそんな業者が入っている事は間違いない。
おいらのガキの頃は観光市場なんぞではなく、割安で魚が買えたもんだ。
今は完全なる観光市場だね。
そんな唐〇市場に注文して送られてきたのが今回の食材だ。
どんな感じかな?
これはマダイ。
恐らく養殖モノでしょうね。
業務用のリードにくるまれて、それがビニール袋に入っている。
中身はこんな感じ。
皮は引かれています。
で、こちらはシマアジ。
不思議な事にこちらは皮が引かれていない。
この魚がシマアジである事を見せる為か?
もしくは、鮮度維持の為か・・・・
最近の通販などでは養殖のブリやシマアジなどを3枚おろしの状態で真空パックされたモノを良く目にする。
極たまにそういった状態のブリを頂く事もある。
おいらが経験したモノは、カマ付きでの半身の真空パック。
皮は付いており、ついでにウロコも付いたまま。
でもって、ハダムシも付いていた。
だから、刺身にするにはまだ作業が残っている状態。
もしかしたら、業務用でその価格との兼ね合いなのかも知れない。
ここまでしか作業しない代わりに少し値段が安いよ的な?
しかし、全ては想像に過ぎない。
おいらが頂くシロモノは少し特殊で、朝〆られたモノをを頂く。
一般の人が入手できるモノより高鮮度な状態。
それでも、〆られてから6~8時間程度は経過しているだろう。
しかし、これを捌くと死後硬直直前くらいの身質をしている。
薄切りにし、しばらく置くとドリップを排出し身が縮れる。
洗いのような状態になる。
実際に冷水等で洗えば、洗いになるだろう。
旨いかどうかは別にして。
これが真空パックの威力なのか、それ以外の企業努力によるものはか分かりませぬ。
が、観光市場に入っている小規模業者はそこまでやらないのだろう。
アマゾン見てたら家庭用の真空パック器があった。
値段もそんなに高くない。
ほじい・・・
ま、お金持ちになったら買うべ。
何か話がそれた気がするが・・・
早速調理だ。
実は今回の魚は、3男の卒業祝いなのだ。
まだ義務教育だから、ほっといても卒業なのだが?
何の努力もしなくても卒業できる事に対し祝うって・・・
祝うって本人の努力の結果を称えるものなのでは?
へ?何?どうでも良い?
ふんっ!
で、祝い事と言えば?
やはり寿司だべ?
何?ステーキ?
なんじゃと?
おまいはそれでも日本人か?
ん?違う?
そ、それじゃぁ仕方がないなぁ。
でも、寿司はんまいぞ!
と、いう事で寿司にすべ。
今日の寿司ネタは・・・・・・
シマアジ!
マダイ!
マダコ!
鮮度の落ちたワニエソ!
画像が無いけどイカ!
おそらくアオリイカ。
以上だ。
今回は作業が楽ちんっ!
いつもは釣る所からだからね。
ちょっと違う?
さあ、酢飯を作って握っていこう。
にぎにぎ・・・にぎにぎ・・・
で、でけた。
実際にはこの3~4倍だけどね。
捌く時間がほぼ要らないってのが良いね。
これが一般消費者が求めている事なのかぁ~
そうなのかぁ~
釣る所からヤルと大変なんだぞう~
釣って、血抜きして〆て保冷して・・・
調理自体もさることながら、調理器具の衛生管理や生ゴミの廃棄、処理後の保存などなど・・・
何?好きでやってるだから良いじゃないか?
なんじゃと?
その通りじゃ。
釣って、調理して喰う・・・・
それがおいらの生きる道。
ああ、忙しい。
さて、さっそく頂きましょう!
もんぐもんぐ・・・もんぐもんぐ・・・もぐもぐ・・
んまいっ!
お寿司っておいちい。
しかし、ワニエソだけはイマイチだな。
コイツは高鮮度が命だね。
マダイもシマアジも脂が乗ってる。
これが養殖魚の良い所。
さあ、みんなもたまには自分で寿司を作ってみるのじゃぁ~
んごっ!
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