”喰っちゃあいかんのか?” へようこそ!
今日の食材は 「マダラ」です。
マダラはタラ目タラ科マダラ属の魚。
そう、あのマダラです。
スーパーなどでは切り身でしかお目にかかれない。
なぜ丸でおかないのだろう?
過去、知り合いに某スーパーの水産担当がいて丸のマダラを入手してもらったことがある。
鮮度は良好で、その時は生食してみた。
身はやわらかく、わずかなマダラ独自の香りがあった。
が、マダラは鮮度が落ちやすい魚だ。
時間が経つとマダラ独特のにおいが強くなっていく。
なかなか関西圏で生食できるマダラを入手するのは難しい。
そんな中、久しぶりに丸のマダラが手に入りました。
またまたかみさんの発見です。
入手先は○急百貨店。
その会話がまた面白い。
まずはおいらにTELが入る。
・かみさん→おいら
「なんかマダラあるけどどうする?」
・おいら→かみさん
「サイズはどんなもん?」
・かみさん→店員
「大きさはどれくらいあるのですか?」
・店員→かみさん
「測って無いから分かりません」
・おいら→かみさん
「何キロくらいあるの?」
・かみさん→店員
「何キロくらいありますか?」
・店員→かみさん
「測って無いから分かりません」
おもしろすぎる。
さすが○急百貨店。
いやあ、サイズや重量もまったく説明できないなんて。
信じられない。
感覚で言えばいいのに。
よくわからん。
まあ、見りゃあ分かるだろって話もありますがね。
さて、お値段は1498円なり。
さすがに値段は理解しているようだ。
なんとなくソコソコのサイズであることは分かった。
ひとまず購入を指示。
さて、実物はどんなんかな?
おや?70cmくらいあるんじゃあない?
おおよそ2.5kg~3.0kgってとこかな?
でかいじゃない。
しかし、生食はムリそう。
さて、このマダラ。
ある意味他の魚と変わったところがあります。
形態的特長なんですがね。
背鰭が3つあります。
ひとぉ~つ、ふたあぁ~つ、みいっつう~。
第三背鰭まであるのです。
そして、なんと尻鰭も2つあります。
ひとぉ~つ、ふたあぁ~つ。
だから何?
だからね、鰭だらけだって・・・・もういい!!
でもしつこく見せちゃう。
ハイ、第一背鰭。
ハイ、第二背鰭。
ハイ、第三背鰭。
ハイ、第一尻鰭?
ハイ、第二尻鰭?
ハイ、ついでに胸鰭。
ハイ、ついでに腹鰭。
ハイ、ついでに尾鰭。
ハイ、ついでにエラ。
ハイ、ついでに口。
しつこい? うふっ えへっ
さて、ウロコでも落としますか?
包丁で落としていきます。
次に頭を落とします。
そして、腹をさきますよ。
幽門垂がありますな。
今回は喰いません。
胃袋です。
喰います。
中身は空っぽでした。
残念。
裏返して洗うとこんな感じ。
そして卵巣です。
でかいですねぇ。
肝も取り出します。
結構大きい。
では、頭の解体。
エラを取り除き、よく洗います。
カマの部分を取り去り、頭を半分に割ります。
そして、身肉以外の他部位とともにスプラッタ。
うひひっ・・切り刻んでやるぜぃ。
内臓を取り出したマダラのお腹はでろんでろんです。
内部は黒いマクで覆われています。
でろんでろんの余分な部分はひとまず切り落とします。
その後、いつものように血っ気が無いよいうによく洗いますよ。
んで、身肉は3枚におろし切り分けます。
お上品に盛る。
はひぃ~・・下ごしらえ完了じゃ。
んごっ!
刺身のこと知りたかったら、これを読むべし。
さしみの科学―おいしさのひみつ (ベルソーブックス)
探せば図書館にもあると思うよん。
コメントを残す