喰っちゃあいかんのか？ へようこそ！
今日の食材は 「クロマグロ」です。
クロマグロはスズキ目サバ科マグロ属の魚。
またまたクロマグロのお話さ。
季節は12月初旬。
今回の部位は胃袋。
頂き物でごじゃります。
魚体が巨大になれば、当然にその胃もでかくなるってもんだ。
んだんだ。
そして、胃は人間と同様に粘液でその表面が守られています。
だからぁ～・・・・
未処理の生のクロマグロの胃はドベドベなのれす。
このヌメリの処理が下ごしらえの第一歩さ。
さあ、まずはヌメリを落とそう。
タワシで懸命にこすってみた。
ソコソコにキレイになったぞ。
ぬっほんっ！
そして、適当な大きさに切りつけ。
余分な水分も取り除きます。
この胃袋、何がネックかって言うと・・・・
硬い所さ。
弾力のある硬い筋肉の塊。
この屈強な筋肉を何とかしたい・・・・
圧力鍋が一番確実だが、必然的に煮物状態になる。
何かいい手は無いものか？
ん？何らかの何かに漬けこむってのはどう？
無論、お金をあまり掛けずに。
何？生のパイナップルやキュウイ？
高いがね。
他にタンパク質を分解するような副材料は無いものか？
なになに？ショウガにもタンパク質分解酵素が含まれる？
ホントか？ほんと～かぁ～？
試してみるだよ。
まずはショウガをする。
ガシガシ・・・がしがし・・・
おいらの好みで豆板醤を投入。
辛いの大好き♪
おいおい・・・”つらい”って読むんじゃないっ！
”からい”のが好きなのっ。
どこに”つらい”のが好きなヤツがいるんじゃ？
ぷんぷんっ！
ここに、酒と醤油を投入～
少々味見をば・・・
ふんふん、こんなもんか？
で、クロマグロの胃袋を投入。
全体になじませます。
そして、ラップして冷蔵庫へ・・・・
はい、翌日です。
おおよそ12時間経過しておりますです。
早速フライパンで焼いてみた。
たまにはナイフとフォークで食す。
もんぐもんぐ・・・・・
うっ・・
うっ・・
うっ・・
うっ・・
んっ・・
んっ・・
んまいっ！
調味は絶妙じゃ。
が、硬い・・・・・
ぐぬぬぅ～
寝かしが足りんのか？
もっと寝たいのんか？
お、おまいなんか寝ちまえっ！
んごっ！
そして、おいらは1週間試食を続けたのら・・・・
雨の日も風の日も、おいらは頑張った。
そして、今ココにその集大成がぁぁぁぁっっっ！！！
あ、いや、なに・・・
もう全部喰っちまうだよ。
これ以上やったら腐っちまうわ。
観察するため、クロマグロの胃袋を取り出し、調味料を落としてみた。
なんじゃ？このイケテない色合いは？
この調味料は大丈夫か？
うううっ・・・勝負じゃっ！
中華鍋で適当に切ったクロマグロの胃袋と調味料を炒めるっ！
で、でけた・・・・
見た目はモツの煮込みだな。
そ、それではみなさん・・・
さよ～なら～～～
へ？何？喰え？
ん？喰うの？これを？
んもうっ。
わがままじゃなぁ。
おいらが死んじまってもいいのか？
いいのんか？
何？構わないじゃと？
ちきしょ～～喰ってやるっ！
で、では・・・
頂きますっ！
もんぐもんぐ・・・もんぐ・・・
うっ・・
うっ・・
うっ・・
うっ・・
んっ・・
んっ・・
んごっ！
んまいっ！
でもね、やっぱり硬いぞなもし。
硬さが少しマシになるだけ。
やらないよりマシって感じさ。
劇的な変化は見られませぬ。
ウキッ！
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