オトメベラの刺身

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喰っちゃあいかんのか? へようこそ!
今日の食材は 「オトメベラ」です。
ヤマブキベラはスズキ目ベラ科ニシキベラ属の魚。
自宅から数秒の海で釣れます。
滅多に釣れない訳でもなく、大量に釣れる訳でもない。
そんな魚だ。
小物の中では比較的引きが強い。
掛かった瞬間は何だ何だ?
って感じなのだが、姿が見えた瞬間・・・・
「なんだ、オトメベラかよ」
って感じ?
先回は唐揚げにしましたが、何とも食欲をそそらない色合いだった。
だって、青っぽいボディに黄色のしっぽですよ?
ビジュアル的には全く美味しそうに無い。
「え~ヤダもー、しっぽき~ろぃ~♡」
って感じ?
ウキッ!
よし、今回は刺身にしよう。
刺身にすれば、ただの肉片だ。
と、その前に形態観察しておこう。
うれぴい?
今回の個体は少し色が暗いね。
状態によるのか?
はい、全体。
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はい、顔。
色違いの歌舞伎役者みたいな?
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はい、背鰭。
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はい、尾鰭。
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はい、尻鰭。
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はい、腹鰭。
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はい、胸鰭。
模様と、実際の鰭お形が違うのが面白いね。
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で、ではウロコを落としましょう。
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そして、頭を落として内臓を出します。
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で、キレイに洗います。
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3枚におろします。
ウロコが散ってますな。
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「このヘタクソめがぁ!」
「だ、だって、色が暗くて分かんなかったんでちぃ~~~」
そう、犬も歩けば、木から海に落ちるのである。
むふぅ~・・長い言い訳じゃった。
で、皮を引きます。
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体側の骨は気にしない。
だって、喰うのはおいらだけ。
こんなベラの小骨なんざ、一緒に喰らってくれるわ。
んっほっほ♪
そして、適当に切りつけます。
さあ、完成しました。
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さて、さっそくいただきましょう!
もんぐもんぐ・・・もんぐ・・・
んまいっ!
別に悪く無い事に驚く。
ありゃん、普通にんまいじゃないか。
オトメベラだと言わなければ、透明感のある旨そうな高鮮度のお刺身だ。
食品偽装にも使えるか?
「これはマダイのお刺身なんですよぉ~えっへっへ~」
「へぇ、そうなのかい? もんぐもんぐ・・・んまいねぇ」
「そうでしょう、そうでしょう、えっへっへ~」
食品に関する満足感とは、味わい以外の要素も必要なんでしょうな。
飲食店の雰囲気、高い金払ってる満足感?
店舗ブランドへの信頼。
バナメイも旨いエビ、クルマエビも旨いエビ。
食べ比べ状態にしないと、調理法によっては気付かない事もあろう。
だからって、そのスキを突いて金儲けしようって考えが好かん!
産地やその他の偽装なんてのも、実は身近なもんだったりする。
なんじゃ?この伝票・・・天然?
あへっ。

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