時鮭の頭の煮物

“喰っちゃあいかんのか?” へようこそ!

今日の食材は「時鮭」です。

要するにシロザケです。
シロザケはサケ目サケ科サケ属の魚。

この時期、北海道沿岸を回遊するらしい。
某スーパーの店頭。

何やらシロザケの頭のようなものが見える。
ほう、生時鮭と表示してある。

しかも半額。

生のシロザケの頭なんて喰ったことが無い。
こりゃあ買うしかなかろう。

どんなんだべ?
楽しみだなん。

さて、何作ろう?
焼くか?揚げるか?煮るか?蒸すか?

んん~・・・・煮るだ。

シロザケの頭は塩蔵品は多少出回るが、生での入手は初めてだ。
塩振って焼くのは何だか勿体ない感じ。

よって、煮るだよ。
まず、中身を取り出す。

おおおおぉ・・・鮭の頭だ。

なんだか柔らかい感じです。
いや、実際に柔らかい。

適当にぶつ切りにしてみる。
結構ボリュームがあるな。

これで149円なら文句なしだね。
個人的には希少性もあるし。

いつものように、鍋に水と時鮭を放り込んで煮る。
醤油、砂糖、みりんで味を調える。

そして、アルミホイルで落とし蓋をしてしばし煮込む。

そろそろか?そろそろ良いのか?

うっほ、でけたど。
さっそく頂くだ。

いっただっきもおあぁ~す!!
もんぐもんぐ・・・・

ほう・・・・
んまいな。

やはりこの頭の先の部分。
この軟骨部分周辺がなんとも言えない。

切り身的肉片ばかり喰っている人間には分からんでしょうな。
軟骨とその周辺のゼラチン質な部分が独特の風味なのです。

その部分は思ったより広範囲。
もっと先っぽだけかと思っていたのですが・・・

これは意外だね。

いやあぁ、こんな旨いもんが夜まで半額で売れ残っているなんて・・・

「生の鮭の頭なんてどうやって食べるの?」って感じなんでしょうか?

切り身になった肉片なんかより、こういった部位の方が味わいがあるのにねぇ。

ちなみに、今回の時鮭の周辺部分のお味は・・・
程よく脂がある感じで、その基本的な風味は鮭缶かな?

あの鮭缶の風味が中心にあって、煮物の味付けになっている。
そんな感じで、なんだか不思議な味わい。

北海道などの方にしてみればそれがいつもの味わいなのかもしれない。

んごっ!

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